"異性的"ファンというクソ文化

昨今の音楽業界、男性演奏家であればオバサン等、女性演奏家であればオジサン等のファンによる、クソみたいなハラスメントで満ち溢れております。

僕自身にファンはほとんどいませんが(ファンがつくほど活動していない)、友達や近しい演奏家に起こるファンによるハラスメントの被害が絶えず、頭を抱えております。
僕は友達がみんな大好きなので、その瞬間だけ普段は忘れている怒りの感情が込み上げてきます。

しかし、ファンによるハラスメントはその意図や形態があまりにも多岐に渡っているため、「お前、それハラスメントだぞ」と言っても「みんな、ハラスメントをやめよう!」と言っても意味を成さず、無自覚にハラスメントを行うクソや、良いことをしているという錯覚のもとハラスメントを行うクソも多く存在するため、僕は友達がハラスメント被害に遭う度にハンカチを咥えて粛々と見つめる現状でした。

TwitterやFacebookの発展によってどんどんアホボケカスマヌケは増えており、もはや選択の余地はなくなりました。アホボケカスマヌケは病気なので、僕の好きな人たちもアホボケカスマヌケになるかも知れない恐怖にうち震えています。




ここからはファンを自覚する人やファンを目指す人、また結果的にファンたる行為に及んでいる人に向けたコーナーにします。

ことSNSにおいて、どのような発言がクソリプ・ハラスメントたるものかを過剰書きで淡々と連ねていきます。

状況として、「演奏家の投稿に他者が見ることのできる形でコメントをした場合」「演奏家のライブ・コンサートに足を運んだ所感を衆目に晒されるSNSへ投稿した場合」を例にあげます。尚、性的なコンテンツを含む演奏家や、ビジュアルをアピールする演奏家はその特性上除きます。

以下のような基準で各発言例を僕が独断で分類していきます。

◯→常識的な発言
△→一度省みる必要を感じる発言
×→病気です、いますぐSNSを止めてください


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「(顔や体格が)かわいい/イケメン」→×
いきなり意外と思う人もいるかも知れませんが、見た目を貶すことと同じように、見た目を褒めそやす行為はハラスメントに当たります。美しい顔立ち、とかもマジで×です。ハムレットよろしく寺に行け、と思います。

「今回は(何らかの私情により)ライブ・コンサートに行けない」→×
誰も訊いていない。何らかの投資をせずにファンを装う人間は"ファンである自分のファン"なので、自身で完結するよう壁に向かって話した方がいいです。

「露出度の高いドレス/衣装」→×
マジでこういうの言ってどうすんだ。"性犯罪日記"でも作ってそこに書いとけ、墓まで持っていくんだゾ

「演奏家への(演奏や私生活問わず)アドバイス」→△
演奏家が意見や情報を求めている状況以外においてはすべて×です。ライブに足を運んで演奏者にアドバイスをメモして渡すとか、目も当てられません。本当に無理。どんなに自身が場数を踏んだベテランでもダメです。まともな教育を受けた人間のやることとは思えない。自分の課題と他人の課題を混同すな!

「私は(演奏家と関係のある)誰それさんの知り合いです」→△
超ギリギリです。雑談として話を広げるきっかけに話すくらいならいいと思いますが、"私は誰々と仲が良いです"で終わる話はマ~ジでクソダサいです。私の戦闘力は53万です、と同じようなもんです、その後は二回変身して滅びしか待っていません。

「息子/娘にしたい」→××××××
現状、僕が目にしたことのある最もキモいコメントです。同じ人間である事が疑わしい、性善説を信じる僕も"コイツを殺せば性善説は正しいかな…"と根幹を揺るがされそうになりました。

「(演奏家が何かをオススメした投稿に)こんなのもあるよ」→△
演奏家が他人のオススメを訊いている場合以外はやめておいた方がいいでしょう。人間、自分の知識を披露しだしたら歯止めがきかないもの。周りから見ると滑稽に映ります。

「ハラスメントに遭った演奏家に対して慰めるような言動」→×
イイ人ぶってその実ハラスメントの加害行為です。これが分からない人いないよね…?

「笑顔で演奏して欲しい」→×
何?

「(演奏家の投稿した写真などを見て)一瞬、◯◯に空目しました」→×
これ一定数いるんだけどマジで何?親しくない人の脳の視覚を司る部分のバグって誰が知りたいんだよ

「今日の晩ごはんはコレでした」→×
前述とかぶりますが、誰も訊いていない。息をするようにこういうコメントをしてしまう人は特定の問題を抱えていると推察します、ここで言及はせんけど

「おはよう/おやすみなさい」→
コメントする際は簡潔な内容にしたいもの。限られた文字数の中でおはようとかおやすみなさいとか言う人は、なんか他人と生活感を共有して悦に入りそうな感じでそこはかとなく気持ち悪いですね。


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こんなのもハラスメントと受け取られるの?!やってられるか!!と思った人もいるかも知れませんが、常識を以てコメントすれば何も問題ないと思います。

自分がクソリプをしてハラスメント加害者になっているか心配な人は、コメント等を投稿する前に一度自分の親に見せる想像をした方がいいでしょう。ちょっとでも気が引けるなら一度身を引くことも大切です。

ここからはハラスメント被害を受ける人へ

異性"的"なファンに相対し日々ストレスを抱えている演奏家諸君。

ハラスメントをしてくるオジサン/オバサンファンの扱いが難しくてさ~!とか言ってる場合ではない。

そもそも、ハラスメントの発生は異常事態なんだから、ハラスメントを捌く技術なんか得て何になるんだ。その時間を自己研鑽に使いなさいよ

ハラスメントが横行する文化なんて文化じゃあない、演奏家として音楽に携わるならハラスメントのことばかり考えていてはおかしいっスよね?イメチェンしろイメチェン(ハラスメント)。



※ヤバいリプライやコメントを事例として見つけ次第、当noteにどんどん追記していく所存です。

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