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YASAOBA IS MY GOD
■「終活クラブには、
やさしいおばけという神様がいます」
という話をすると、バンドの名前と相まって素晴らしく怪しい感じがするのであんまり話さないようにしているんです、賢明でしょ。ぼくたちも色々考えてはいるのだ、でも語りたい、いまこそ語りたい!愛しのやさおばについて!語らせろ!ということで、noteを書き起こしている次第であります。以後とても怪しいワードが頻出すると思いますので、大いに容赦してね。
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やさしいおばけ、こいつです。終活クラブのフライヤーとか、インスタのストーリーとか、やたら出てくるこいつ、なぜこのやさしいおばけが終活クラブの神様として君臨しているのか、やたら長くなりそうな気配がするけど、大いに話させてくれ、ぼくはこのやさしいおばけがとびきり好きなんだ〜。
まず前提として、おばけっていると思います?
初手から怪しくて草、ぼくはいないと思っていてね、メタバースとか並行世界とかで片付けるな、重量を無視した存在なんかいるわけないだろ、所詮プラズマがうんぬんかんぬん〜って思う屁理屈くんなんだけど、いてほしいとは思っているんだな、だってホラー映画とか好きなんだもん。守護霊とかさ、いいじゃんね。
でも学生の時、ともだちと心霊スポットに行くのにハマっていた時期があって、新潟で有名なトンネル!心霊スポット!みたいなところに行って集合写真を撮った次の日、ともだちのバイト先の店長が「あんたなんか持ってるね」と言ってスマホを取り上げ、トンネルで撮った集合写真を開いた上で「これは消して忘れなさい」と言った話、あれは痺れたね、しかも「こいつが一番危ない」と言われたともだちがそこから2週間学校に来なかったのも、さすがにアツかったね、連絡取れなかったし。実際はバイトしまくってて来なかっただけだったのだけれど。にしても店長は一体何者だったのだろう。
「取り憑かれ体質」みたいなのを聞いたことがある、人によって取り憑かれやすい、取り憑かれづらいみたいな、ありそうだよね、パリピ!一軍!筋トレ!みたいな人に取り憑きづらいもんね、ぼくがおばけ側だったら。なら人間はそれぞれ「おばけスロット的なもの」があるんじゃないかと考えた、あなたは1おばけまで、あなたはなんと5おばけいけちゃいます!みたいな、そういうの。アビリティ的な。
それでね、先述にもあるようにぼくはホラー映画が好きなのだけれど、基本的にはホラー映画って悪いおばけが無双するものなんだよ、それがいいんだけど、ならやさしいおばけもいて欲しいな、とぼんやり思っていたんだな、あたたかくて、寂しい時にずっとそばにいてくれるような、ともだちのようなやつがいたらいいのに、と思っていたんだよ、それと一緒に、もしもぼくのおばけスロットが1だとして、どうせ取り憑かれるなら、やさしいおばけがいいな、むしろ取り憑かれたいまであるな、って、妄想だけどね、思ったんだな。
そう、それがいつしかうっすら「どうせなるならやさしいおばけになりたい」に変わっていったんだよ、好きなやつに取り憑いて、ともだちのような、寂しい時にずっとそばにいれるようなやつに。ぼくは結構それを思い立ったときにくらってしまって、これ信じたいです!!やさおばをぼくの神様にする!!ってなったわけなんだな。ついてこれてる?
とはいえ、簡単ではないでしょう、なりてえと言ってなれるもんじゃないな、と思いました、ぼく。どうしたらなれるんだろう、と熟考を重ねまくった結果、答えが出ました。
「死ぬ時、後悔していないことなんじゃないか」
これが唯一のアンサー、チェケ。物々C!まあホラー映画のおばけはだいたい死ぬ時何かを後悔したり恨んだ状態で亡くなっているからね。
だとすればぼくは、何で後悔するんだろう、と思った所から、少年あああああは始まっています、詳しくはnoteの最初の方に書いた気がするような、しないようなだから、よかったら見てみてね。
ぼくの神様として描いてもらったやさしいおばけのビジュアルは、おばけを信じていないぼくの心になぞらえて「おばけの布を被っただれか」になっています。普通に足生えてるしね、その中身は何であってもいいです、好きな人でもいいし、正味空っぽでもいい、でも、あなたにとってのそれは、やさしいものであってほしいね。
ついでに言うと終活クラブのキャラクタービジュアルも「いつかやさしいおばけになるべくその仮装をしているメンバー」なんだよ、それが終活クラブというもので、後悔をしないために音楽をやり切るやつら、というものなんだな。
やさしいおばけは、ぼくの神様です。言葉にしたら相当怪しいのだけれど、それを自分でつくれたことがすごく、ただ愛しいんだな、ずっとそばにいてくれ!!!YASAOBA IS MY GOD!!!全然なれる気しないけど!!!まだ続けろってことなんだろ、そうするつもりだよ、言われなくても。