地震と夢とチケット

夜中にある日本代表の試合は気になったけど、朝早起きしないといけないのもあるし、起きてるのはちょっと無理かなと思ったので、見ずに寝てしまった。


朝起きて、日本代表の結果…の前に私に飛び込んできたのは、「神奈川西部で地震があった」というニュース。

神奈川県西部=ホームタウン!

日本代表の結果を見るのも忘れて、マグニチュードや各地の震度を調べる。

もちろん、どこで地震があるのも困る。それは大前提として、私にとってのもうひとつのふるさとたちの震度をまず見ていった。

ホームタウン内では、震度3が秦野市、中井町、松田町、山北町、箱根町。残りのホームタウンのほとんどが震度2だった。

この地震で誰かがケガしたとか、何が被害があった話を聞かなかったのは良かったけど、「いや、2じゃないよ…もっと揺れてた気がした」と平塚のベルサポさんが言ってたので、体感ではもっと揺れたんだろうな…。


私がサッカーを好きなのを知ってる人たちは、日本代表勝って良かったね!と声をかけてくれて嬉しかったんだけど、地震のニュースを気にかけていろいろ見てる私に「もう地元を心配してるのと同じだよね」と言って、「ホームタウンのみんなは大丈夫だったの?」と一緒に心配してくれた。


地震のニュースをいろいろ見てたら、秦野は盆地で地震のプレートがどうこう…という内容があって、気になってずっと読んでた。

その後余震の話は聞かないし、今すぐどうこうの話ではないんだと思うけど、そもそも秦野が震源地の地震ってこれまでに聞いたことないんだよなあ。

他県から実際に秦野に移住した人にいろいろと話を聞いてから、(クリアしないといけない壁がいくつかあるので今すぐではないにしても)現実的にいつか住む場所として秦野はかなり考えてる町なので、余計に気になってしまうのもあるのかな。

憧れや理想や想像だけで、カバン一つでどこかに移住することは、やっぱりできないから。

子どもの時は、親の仕事の都合でいろんな町に住んだ。その時は、私の意志や意見や想いとは遠いどこかで決められた先に、ただ黙って移り住む繰り返しだった。

その経験も踏まえて、自分で決められることならなおさら、調べられることは調べて、イメージするところはイメージして、実際に住んだらそれでも予想外はあるかもしれないけど、笑い飛ばせるくらいの予想外の範囲にしたい。「この部分に関しては思ってたのと違った!でもこれはこれでおもしろい!楽しもう!」って。

どこが?とかなんで?とか言われると、言葉で説明するのは難しいけど、私は秦野の空気感と人が好きだ。水がきれいな町で育ったら心もきれいになるのかな?


未だ内戦などある国もある中で、日本で暮らせてるのはそれだけでありがたくて感謝しないといけないと思う。知り合いが内戦地域の子どもたちを少しでも助けたいという活動を続けてて、その話を聞く中で感じる思いも多くある。

ただその一方で、日本には地震や台風、大雨の災害が多いのはとても気がかり。

日本のどこに住んでもこれは同じで、何地方とか何県とかの話じゃないんだけど。


神奈川県西部が地震があったというのに、気楽だと思われてしまうかもしれないけど(ごめんなさい)、久しぶりにベルマーレの夢を見た。

ベルマーレの選手たちとサッカーしよう!というようなイベントに参加してて、なぜか私は選手側でステージに立つことに!

隣にウェリントン選手がいて、「せっかくだから手繋いで(ステージに)出ようよ!」とものすごく流暢な日本語で話してくれて、私はコロナ禍前からなかなか選手のみんなと身近に話したりする機会は少ないから、こんなに近くで話せて一緒にサッカーできて最高だなあ♪と思って嬉しかった!!


ウェリ選手が日本語が上手なのはとても嬉しいし素晴らしいけど、ずっとサッカーと関わるならやっぱりポルトガル語は必要だな、挨拶だけじゃなくもっと勉強しないとなと思ってるところで目が覚めた。

そういえば、子どもの時はポルトガル語の勉強ノートを作ってたなあ。挨拶とか本当に簡単な文章しか覚えてないけど、ベルマーレにブラジル人選手が来て、会えた時に一言二言でもポルトガル語で話すと、そんなに…!?と思うくらい喜んでくれたりした。


私は昔、親の仕事の都合で住んだ先で、その町の方言が全然分からなくて、早口だったりすると何を話してるのかも見当がつかなくて、なかなか仲間に入るのが難しかったことに苦労した記憶がある。

ただの小学生の転校と、プロ選手の移籍は全然違うかもしれないけど、もしベルマーレに来たばっかりのブラジル人選手が、これから日本で、湘南で暮らしていくことに不安が大きくても、一言でもポルトガル語で話して少しでも笑顔になってもらえれば、元気になれるかな?と思ったし、湘南のことも好きになってほしいという願いもこめて。

韓国人選手がいる時には韓国語も少し覚えたりした。

不安な気持ちも、嬉しい気持ちも、同じ人間なら国籍は関係なくみんなが持ってるものだと思うから。


またポルトガル語を覚えようかなと思った夢だった。せっかくサッカーと出会えたんだから、そのサッカーを通して出会えた人、見つけた目標、叶えたい夢、そういうものも大切にして生きたいと思う。


そして、今日は27日の徳島戦の一般発売日でもあった。

これまた瞬時に売り切れたらしい。

いつまでもチケットが売れ残るのも、経営上困るんだけど、こんなにすぐ売り切れてしまったら、平日の昼なんて仕事中の人も多いのに、行きたくても行けない人たちがたくさん出てしまって、「行きたいけどチケット買えなかった」と話を聞くのはとても悲しい。


更に悲しかったのが、そのチケットを転売サイトで売ってる人たちがいること。

どうしても行きたい人たちが買えない一方で、初めから高値で売る気満々の、お金のことしか考えてない愛がない人たちが、堂々と転売サイトに考えられないような値段で出品してるのを見て、腹が立つやらやるせないやら…。


コロナ禍は、それ以前の生活から多くのものを変えていった。コロナ禍になって、改めて当たり前だと思ってた日常は決して当たり前ではないと気づいた反面、我慢や忍耐を重ねないといけなかったり、人間同士がギスギスしてしまったり、正直コロナウィルスを恨みたくなることだって当然ある。

私も、コロナ禍でなければ行けるはずだった試合を何試合もあきらめることになった悔しさは、今でもずっと心に残ってる。


だけど、コロナウィルス自体は誰かが作為的に世界に広めたものではないので、どんなにコロナウィルスそのものを恨んでもどうにもならない。

その一方で、コロナ禍でその転売サイトにチケットを高値で売る人たちもそうだし、人間の本質もこういう時には表れるんだなとよく分かって、コロナ禍関係なく素晴らしい人もいれば、残念ながらそうではない人もいるんだと思った。

サッカーやそのチームを大切に思う気持ちを踏みにじらないでほしい。

そのつもりはなくても、してるのはそういうことだと思う。

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