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【神戸マラソン2024を終えて】誰かを応援する側になりたい

軽い気持ちで申し込んだものの・・・

昨年の湘南国際マラソンで奇跡的に完走してしまい、今年もフルマラソン走ってもいいんじゃないかとなぜか思って友達と軽い気持ちで申し込んだのが今年の春。人気のマラソン大会なので抽選になることは確実で、当たるかどうかわからないし、と思いながら申し込んだら当たってしまった!
そこから半年、練習しながら当日を迎えたものの・・

初めての土地での生活でのマラソン練習

今年に入ってから、引っ越しをして前回のように周りに走る仲間がいなくなってしまった環境でのマラソン練習。アプリを使って練習状況をシェアしながら励まし合ったりしつつも、実際に走るのはほぼ1人。気楽さはあるものの、やっぱり自分に甘くなってしまう。つくづく環境は大切だと実感。関西まで来てくれて一緒に練習してくれた仲間には本当に感謝しかない。6月52km、7月32km、8月65km、9月81km、10月53kmと平均56km。昨年に比べると少なめだった(今調べてわかった)。走っているつもりだったけど、そこまで走ってなかった。

フルマラソンの前哨戦〜ハーフマラソン〜

10月の終わりにフルマラソン前の調整でにしのみや武庫川ハーフマラソン2024にも参加。こちらで長距離走の調整をしようと思っていたが、敢えなく10km地点で関門に引っかかり強制終了。なかなか、ハーフマラソンは完走できない。ハーフマラソンが予想外に短い距離で終わったので、最終調整は自主的に30km走ることに。これがきつかった。
一人で30km。なんとか走って最終調整はこれで終了。

神戸マラソン2024当日

雨の予想もあったが、なんとか天気は持ち越してマラソンスタート。だんだん晴れてきてかなり暑い環境で走ることになった。30km走以来の本番。ちょっとでもいいので本番までちょっと走っておけばよかった。日差しが降り注ぐ中でのマラソンと思ったより人が多く、自分の思うように走れない中、最初の10kmは7.5/kmペースでいい感じだった。が、給水でペースを落とした途端、失速しだした。呼吸は乱れはしないけど、足が言うことを聞かなくなってきた。前回は21kmくらいまでは歩かず走れたけど、今回は歩くタイミングが早くきてしまった。
そんな中、友人たちが沿道で応援してくれている姿を見た途端、元気が出てきて少し走ることができた。と言いつつ、「しんどい。」ってすでに弱音を吐いていた。そこから折り返しはなんとかできたものの、23km地点の関門を越えることができず強制終了。2回目のフルマラソン挑戦は完走できなかった。

人生初の収容車に乗ってゴール地点へ

関門を通れなかった人たちは収容車でゴール地点へ送られる。大型バスが何台か連なっていて順番に乗る。この時点でチップは回収。飲み物と毛布が渡される。看護師さんもバスに乗ってきて体調が悪い人がいないかどうか確認してくれた。外では立てない人や怪我した人たちも救護されている。こういう運営の元、マラソン大会が開催されていることを考えるとそれなりの申し込み金額になるのも納得できた。マラソン大会に関門があるから完走できないんだ、って思うこともあったけど道路を規制したりダウンする人が一人でも少なくするためには必要なんだと思う。自分が関門を通過できる持久力をつけるしかない。もしくは関門がないマラソン大会に出るか。余談だが、ホノルルマラソンは関門も制限時間もないらしい。

神戸マラソン2024を終えて・・・

完走はできなかったものの、半分は神戸の街を走れて、友人たちが応援に来てくれて久しぶりにワイワイできたので満足だ。悔しい気持ちはあるけど、フルマラソンを楽しく走れるまでは、お預けかな。
改めて思ったのは、人の温かさ。
応援に駆けつけてくれた友人、一緒に走ってくれてた友人は遠路はるばる関西に来てくれたことに何より感謝。その気持ちが嬉しかった。どのマラソン大会もそうだけど、沿道の人たちが全く関係のない自分たちにも声援を送ってくれて本当に心が温かくなった。収容車でお世話になった人たちにも感謝だ。神戸マラソンは比較的電車の沿線と並行して走るので、どの道にも結構応援の人がいて本当に力になった。見ず知らずの人を応援するってすごいって改めて思ったし、今度は自分が頑張るんじゃなくて誰かを応援したいって強く思ったフルマラソンだった。だからこそ完走したかったんだけど。。。

誰かを応援したいという気持ち

今回のマラソンを終えて、「誰かを応援したい。」という新たな気持ちが芽生えたことはすごく発見だった。なぜなら、私は自分が頑張ったり好きなことをすることで、結果としてそのことが人のためになっていたり、人を幸せにするタイプだからだ。
応援される側から応援する側へ。
もちろん何かに挑戦するときに応援はしてほしいけど、それ以上に誰かが何かに挑戦するときに応援したい。友人たちの応援を見て、その方が楽しそうに見えた。最初は遠くから来てもらっておもてなしもできないから、ちょっと申し訳ないという気持ちがあったけど、彼ら彼女らが応援を楽しんでいるのを見て、何かに挑戦するときに宣言したり、「応援してほしい!」と声に出して言うことが大事なんだ、遠慮しなくていいんだって思った。応援も友人一人一人が自分で行くと決めて来ているだし、ここは甘えてもいいんだって思った。
そういう姿を見たらからこそ、感じたこの気持ち。大事にしよう。

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