才能とはその意思を持ち続けられるかどうか【特別対談】
アニメ脚本界の巨匠、小山高生先生と子どもたちの未来をテーマに対談を行ないました!小山先生は立正大淞南の名誉顧問のようなサポートを続けてくださっています!これまで何度も来校してくださり、生徒に「夢を叶える方法」についてお話しをいただいています。
また「元気玉」や「『原因』と『結果』の法則」などの本を上梓し、子どもたちに夢と希望を与える大切さ、子どもと接する大人のあり方を多くの人に伝えています。今回、小山先生のお宅に訪問しとても楽しく有意義な対談ができました!
1)アジア最大の脚本家
小山先生はご自身のことを「アジア最大の脚本家」と言っています。それは身長が194センチもあり、本当にアジアで背の高さが最高の脚本家だからです。
本当は世界最大、世界一かもしれません!
先生は、早稲田大学を卒業後、竜の子プロダクションに入社。50代以上の人は誰もが知っているアニメ「いなかっぺ大将」で脚本家としてデビューしました。
その後「タイムボカンシリーズ」「聖闘士星矢」「Dr.スランプアラレちゃん」「ドラゴンボールZ」など80作品800話以上のアニメ脚本を制作され世に送り出して来ました。
私も少年時代にタイムボカンシリーズを毎週楽しみに観ていたので、小山先生に育ててもらったひとりです。多くの大人たちも小山先生の脚本によるアニメで育ったと言ってもいいでしょう。
平成17年(2005年)には大阪芸術大学映像学科教授に就任し、教育者として後進の育成に尽力されました。毎週、東京から大阪に16年通って、天王寺のホテルに約4000泊もしたと笑っていました。
ドラゴンボールZではテレビシリーズと映画の脚本・シリーズ構成を担当され、日本の子どもたちのみならず、欧米をはじめ世界中の子どもたちに夢と希望を与える存在になっています。
2)日本最多のプロのアニメ脚本家を育成!
先生はこれまで60名以上ものプロのアニメ脚本家を育成されてきました。日本アニメ脚本界では最多!これほど多くの脚本家を育成したのは先生以外にはいません。「先生に習えばプロの脚本家になれる!」と弟子入りする人も多くいたそうです。
先生はご自身の体験をもとに全国各地で青少年育成講演会をされてきました。
本校でも何度も講演をしていただいています。その中で印象に残っているものの1つに「朝晩、10回ずつ唱える」があります。
先生は「念じては行じ、行じては念じ」をモットーに意思を発動させながら、狙いを定めて必要な勉強をし精進していくことを説いたといいます。
3)「夢」を「志」へ!「志」を「大志」へ!
先生は自称「立正大淞南野球部を甲子園に導く会」の会長と言ってくださっていて、野球部の子どもたちに特別授業をしてくれています。
野球部の太田監督ともとても親しく、家族ぐるみのお付き合いを続けています。
太田監督の座右の銘は「思いは達す」!
これは小山先生の教えがエッセンスとなっていると思います!
アニメ脚本家の数は約100人ほどで、絶えずレギュラーの作品を持って仕事をしている脚本家ならもっと少ない…
アニメ脚本家になることは、東大に入学するよりも、プロ野球選手にになるよりも狭き門を突破しなければならない過酷なミチ…
その中で先頭を走り続け、プロの脚本家を多数育てた先生は、志を立てる重要性を確信されました。
「夢」と「志」は同じようで異なる部分があると先生は言います。
本校の野球部もサッカー部も、全国で活躍するスポーツ強豪校と言われるようになりましたが「ただ試合に勝てばいい」「スポーツだけすれば良い」というスポーツ至上主義ではありません。
指導者たちは「人としての成長」を促す為のスポーツと考えています。
我(が)を抑え「チームの為にどのように貢献ができるか」「今、自分が好きな部活動ができるのは誰のお陰なのか」この謙虚さを求めます。
そしてその中に培われる個々人の能力は「全体の一部としての自分が独自の存在に成り得たのか」と一段高いステージの成長を求めています。
「夢」を「志」へ!
「志」を「大志」へ!
これが立正大淞南のストロングポイントの1つでもあります!
まとめ
サッカー部南健司総監督は言います。
「夢がないと全部ない。はじまりはいつも夢だから…」
野球部太田監督は言います。
「思いは達す!さぁみんなでチャレンジしよう!」
立正大淞南を応援してくれる小山先生は「才能とはその意思を持ち続けられるかどうか」であって「念ずれば必ず花開く!」とエールを送ってくれました。
「10年これを続けられれば必ずその夢は実現します。そのことが、まちがいなく己の器の中のことだったからです。仮に器の外のことだったら10年続けることはできません。続けられないということは、向いていなかったのです」と先生は断言されています。
小山先生の若人に対する惜しみない愛情を感じる対談となりました。
先生、ありがとうございました!
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