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出る前に負けること考える馬鹿いるかよ。
第37節 vs 徳島ヴォルティス
極めて難しい試合だった。
テレビ越しに観ていてもパワーを入れる部分をどこに持つべきなのか、耐えることに満足していいのか。
その部分を俯瞰で考えながらサッカーの部分に反映できるほど冷静にはなれなかったかと思う。
横浜FC戦のように心に余裕があったら、もしかしたら失点した後の戦い方も少しは違ったのかもしれない。
選手もフロントも持てる力を出してくれたと思う。きっと山口監督は選手達の精神状態も考えて、戦術も決めてたんじゃないかな。
ただ、結果としては負けてしまった。
「しょうがない」
心の中でそう思ってしまった。。
山口監督が言った
「今日だけは選手達を許してやってください」
許すも何も一緒に戦ってるんだ。
負けた理由の少しでもサポーターに背負わしてくれ。
そう感じた。
翌日、オリベイラのお別れ会が行われたことを知り、写真や言葉をみて言葉にならない悲しみと試合のことなんて考えられない感情を抱き、改めて選手達がどんな精神状態で戦っていたか、もはや想像のできないものだと認識した。
ただ、その後SNSで発信されている選手達の表情は前を向いていた。
このままじゃいけない。
徳島戦後に降格しても仕方ないと正直感じてしまっていた。
それは言い訳でしかなかった。
選手達を信じてない感情だった。
「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ」
最終節だけは負けられないんだ。
選手達に笑顔で涙を流してほしいんだ。
だから、勝った理由のちょびっとでもいいから、サポーターのお陰だよねって言ってもらえるようなサポートをしなくてはならないんだ。
大丈夫。
いつだってベルマーレは逆境を乗り越えてきた。
負けるわけにはいかないんだ。
俺たちには勝たなきゃいけない理由がいくつもあるんだよ。