湘南ベルマーレに4バックはハマるのか?
来年度に向けて、Outの噂ばかりで気が休まらない日々ですね。
掲示板も決していい雰囲気とは言えず、ファン全体として不安感も高まっている印象を持ちます。
私自身、幼少期からベルマーレ平塚、湘南ベルマーレを応援してきて、多くの選手の移籍を見届けてきました。
その中で至った選手の移籍に対する個人的な考え方ですが、移籍は選手の権利であり、自由にすれば良いと思います。
もちろん悲しいのは事実ですが、その時、その瞬間にベルマーレのユニフォームを着てくれる選手を応援するだけと考えています。
だからと言って、移籍していった選手を嫌いになったりはしません。正直に申し訳あげれば、どのチームに言っても「うちの選手」って思っています。
大橋も、町野も、永木もうちの選手です。
なので、聡がどのチームを選択しても「うちの選手」です。対戦するその瞬間だけは敵であり、後悔させるくらいボコボコにしたいと思っています。
少し話は逸れましたが、最終節:神戸戦で見せた4-4-2は来シーズンに向けた伏線でしょうね。今回はその点について考察してみたいと思います。
① 4-4-2に辿り着いた理由
(1) 今シーズンの湘南ベルマーレ
今シーズン前半戦こそ3-1-4-2と4-4-2を使い分けたが3-1-4-2に落ちつく結果となりました。浮嶋監督体制、山口監督体制どちらにおいても3-1-4-2が採用されているがその戦術は全く持って違うと思います。
もっというと2023年以前と2024年で大きく戦術が変わりました。
様々なメディアで戦術に関しては取り上げられておりますが、下のコラムが最も読みやすかったです。
大きく変わった点は、ボール保持を前提とした守備時の立ち位置、守り方をしていること。シンプルに言うと以前は5-1-2-2のブロック形成をベースとしていた一方でサイドの守備をなるべく後ろに重心がかからないようにしました(押し込まれた際にはもちろん5バックになりますが)。
今シーズンの序盤戦から気になっていたこととして、ベルマーレは横のスライドが遅い。遅いのか、逃さないようにボールホルダーから近い順にプレスをかける分、大外が空いてしまうのか。
ただ、調子がいい時には「ボール保持」と「ネガティブトランジション」で上回り、試合を優位に進めることができました。
では、なぜ終盤戦2試合で苦戦したのか。。
(2) マリノス, ヴィッセル戦で崩壊した守備
コンサドーレからマリノス戦の間には3週間のインターバルがありました。
湘南は大きく、やることを変えず、今シーズン大切にした「ボール保持」と「ネガティブトランジション」を貫きました。
しかし、なぜ試合に負けたのか。終盤の2失点は偶然なのか。
私は必然であったと考えます。
この試合、マリノスは終始両WGをサイドに張らせて、そこへの供給を徹底しました。
特に畑の後ろ、淳之介の左のスペースを狙い続けていました。
そこから縦に突破するなり、アーリークロスを狙うなり、いいようにやられました。1失点目がその象徴かと思います。
神戸戦は終始主導権を握られていたため、参考になりづらいが大迫はミンテを外し、両CBに当たる位置を選択し、両WGがフリーになるようにしているように見えました。
淳之介と大岩の両脇のスペースこそ3-1-4-2の弱点であることが示されてしまいました。
5レーンという言葉よく使用されますが、5レーンを3枚で守るには限界があります。
ボランチがDFラインに入るのか、両WBがバックラインに吸収されるか。
この悩みの種を解決させる答えが「4バック」の選択にあると考察します。
(3) スペシャルワン 「田中聡」
そして、今ぶつかっている問題。
「田中聡」の移籍。。。
スペシャルな存在すぎて、完全に依存してきました。
というよりその能力故、依存するのはやむを得ないと思います。
私は田中聡は過小評価されていると思っています。
この世代には藤田、松木、川﨑、山本など沢山の素晴らしい選手がいますが、田中聡がナンバーワンと思っています。というより、遠藤航を超える逸材と信じてやみません。
*決して他の選手が劣るということではなく、湘南贔屓の視点と思ってください。
本題に戻ります。本来であれば3-1-4-2の1ボランチシステムの両脇も弱点でありますが、田中聡の守備範囲により補っていました。しかし、神戸戦にこのスペースをいいように利用されました。
このフォーメーションの継続はどちらにせよ難しい可能性が高い。
そこを解決させる答えが「4-4-2」なんだと思います。
とはいえ来年度も3-1-4-2がベース、オプションとしての4-4-2でしょう。
ここまで色々考察してきましたが、次の項では補強に関して考察してみたいと思います。
*他チームの選手についても記載しておりますが、個人の趣味ブログと思いお許しください。
② 補強予想
(1) 新戦力① (DMF)
残念ではあるが田中聡の移籍が予想されます。
穴を埋められる選手は国内にはいないと思います。というかどのチームもそのレベル選手は出さないが正しい言い方です。
その上でどのような選手の名前が挙げられるか。
奥野、茨田、髙橋、鈴木淳が現戦力でDMFが可能ですが、鈴木淳はCBとしてかえが効かないと思っています。理想的には髙橋と新戦力で組んでほしい。
理想は、2014-2015の永木亮太みたいなタイプ。
ですが、湘南のチーム規模と現実性を考えて、下記選手達をリストアップしてみます。
・駒井(札幌)、原川(FC東京)、塚川(京都)、上原(磐田)
→タイプの異なる選手達になるが実績ある枠。
・金子(京都)
→賛否両論。最もハマるタイプではあるが。。
・稲見(東京V)
→森田、齋藤残留ならもしかしたら。。。
・髙江(山形)
→獲得してほしい本命。
・松井(仙台)
→レンタルバック?J2の他チーム?
・柴田(いわき)
→柴田バックの上もう一枚獲得が理想。
(2) 新戦力② (LSB)
畑の海外または国内移籍が噂されており、左SBとWBが兼任できるスペシャリストがほしい。下記選手達をリストアップしてみます。
・志知(広島)
→ありそうな補強。他のJ1も注目してそう。
・鈴木冬(京都)
→賛否両論。今の湘南なら良さを出せそう。
・松村(東京V)
→眠れる逸材。左SBでないけどコンバートどうだろ。
・小池裕(横浜M)
→このオフ移籍しそう。マリノスからの移籍はあまりないか。
・噂の外国人?
→ボランチに外国人を呼ぶよりはサイドの方がハードルは低いか。
(3) 番外編
その他、獲得してくるかなと思う選手をリストアップしてみます。
・菅田(仙台)、森(徳島)、安藤(大分)
→J2実績のあるCB、淳之介をDMFにというオプション。
・塩浜(福島)
→ベルマーレがしそうな補強。将来のエース候補。
③ 終わりに
色々書いてきましたが、オフも楽しんでいければと思います。
やはりJ1にいてこその悩みであり、楽しみだと思います。
来年は少しでも上を目指したいですね。
補強に関しては答え合わせを楽しみに見届けていきたいと思います。