【2024.6.30 平場勝負レース】函館11R 巴賞
重要ポイント
函館芝1800mはスタートから初角までの距離が約275mと非常に短いため先行争いにおいては内枠が有利。小回りコースで最後の直線も短いため基本的にはインをロスなく回れる先行馬が恵まれる。但し、洋芝であるため単純なスピード、先行力だけでは押し切れず、脚質に関係なく馬力やスタミナが必要になる。時計もかかりやすいため、先行馬にとって厳しい流れや馬場状態になればタフな差し馬にも注目。
上記を踏まえて今回のメンバーを見てみると、先行馬割合は平均的で展開的には極端なバイアスはなさそうだが、先行馬が外めの枠に固まった印象で、初角までが短い中で各馬が内ラチ沿いを取ろうとすれば自ずとペースは上がる。したがって、後半の持続力は非常に重要で、小回りコースで機動力を活かせる馬、もしくはタフな差し馬を中心に考えたい。
予想印
推奨理由
◎3サンストックトン
小回り実績、そして洋芝実績も十分で、後半の持続力も非常に高い。オープンクラスに昇格してからはワンパンチ足りない競馬が続いているが重賞でもそれなりに走れており、上がりに関しても毎回上位の末脚を使えているため、展開さえ向けば十分通用する能力はある。開催が進んで外差しが決まるようになってきたのもプラス要素で、想定通りある程度ペースが流れればこの馬の持ち味を十分に活かせる。
○9ホウオウビスケッツ
実績は間違いなく最上位。近走はマイル戦で結果を残しているが、瞬発力ではなく後半の持続力を活かしているため今回の条件でも問題なさそう。距離延長ローテでも全く問題なく、タフな馬場もこなせているため洋芝も向きそう。極端な枠でもないため、スムーズに好位を取れそうなのも良い。
▲7ショウナンマグマ
小回りの1800mは最も得意とする舞台。前走は条件が噛み合わず物足りない走りだったが、すんなり先行できれば簡単には垂れない。今回は先行馬の中では比較的内めの枠を引けたのも良く、同距離ローテであるため前走よりはパフォーマンスを上げそう。母系がタフであるため洋芝にも対応可能。
△4エミュー
前走は落馬の影響を受けて能力をフルに発揮できなかったが、それでも上がり最速だったのは評価できる。とにかくタフな条件で上がりがかかるレースを得意としているため今回の舞台はマッチしそうで、勝負所で上手く外に出せればこの馬の持ち味を十分に活かせる。ハービンジャー産駒という点でも洋芝は合いそうで、また、レース間隔を空けてフレッシュな状態なのも良い。
買い目
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