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リバーサイド名球会めちゃくちゃ良かった

八嶋智人さん目当てで観てきた。
めちゃくちゃよかった。ネタバレあります。


最初のシーンはかなり笑えた

この芝居はこうのとりスタジアムという野球場で行われた。
事前にスタジアム内を移動しながら観るという案内はされていた。
最初のシーンはスタジアムの真ん前で、スタジアムを背にして階段に観客が立ち、駐車場スペースで演じられる芝居を観るというもの。
八嶋智人が凄すぎるという感想しか出てこない。
なんであの人あんなに面白いんだろう。
動きが面白いし体のキレ良すぎるし、声がめちゃくちゃ良い。
屋外でマイク無しなのにめっちゃ通ってる。
観客参加型にしてバットを観客に持ってもらったりしてた。
脚本が面白い。車とかアドレナリンとか。

2つ目のシーンは豊岡を意識していた

次のシーンはスタジアム内に入り、芝生の上に座って、放送席の中のキャストを観る。
登場する高校に豊岡の地名を使っていたり、銀河鉄道の夜ネタを使ったり。
やはり観客参加型で、客に電球の入ったロープを持たせて星座(のようなもの)を作らせていた。
主に柿喰う客の永島敬三さんが出演するシーンであり、熱血教師をパワフルに演じておられた印象。
脚本が面白い。俺がいる限りあの女は見つからない、とか。

最後のシーンは実際に野球をやる

野球やってた。どこからともなくエキストラ?あるいは公募だろうか、内野や外野、審判も出てきてピッチングとバッティングをする。
観客参加型だった。なんかサイン入りボールをもらってた人もいた。良いなぁ。
流石にスタジアムは広いので役者の声も聞こえづらくはなっていたものの、八嶋さんの声はすごくよく聞こえた。というか山に響いていた。

演劇は観客ありきというものを感じた

最初のシーンでは女優の佐久間麻由さんが2回ほど噛んでいた。
噛むのはプロでもよくあることだし、1回目は観客もスルーしていたが、2回目は笑いがこぼれていた。役者としては同じシーンで短期間の間に何度も噛むとメンタルに来るものもあるだろうから、あぁやって観客が笑ってくれると芝居の雰囲気が良くなると感じた。
あと八嶋さんは観客の雰囲気を感じながらセリフの間をとっているようにも感じた。この辺は流石だと思った。

にしてもこれはいい作品でしたねぇ。
豊岡演劇祭は結局3つの芝居を見に行ったけど、最後にこれが観られてよかった。最高。

開場前に飛んでたヘリ。演出の一部かと思った。
開演を待つ人々。ちょうどここで最初のシーンが演じられる。


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