キャラメルボックス「ミスター・ムーンライト」
キャラメルを観るのは13年ぶり?
覚えていない。確実に観たのは2011年の「降り注ぐ百万粒の雨さえも」「水平線の歩き方」「ヒアカムズザサン」あたり。
2013年の「雨と夢のあとに」も見た気がするのだが記憶が改ざんされている可能性がある。
ともかく学生時代は割と観ていた。
雑に感想。
1階席の最後列かつ最も上手
ダンスが良かった
ダンスのときの音もよかった。めっちゃズンズン来る。
ダメ出しではなくノート
相変わらず参考になる舞台上での立ち位置の取り方
近江谷さん面白い
後半、歌を流しながら煽ってシーンを変えていくキャラメル的演出。良いですねぇ~
近江谷さんにあおられていた関根さんは噛まず、ベテランの石川さんが噛んだ
関根さんを追いかける三浦さんが面白かった
大切な人への想いやエリートの凋落が上手いこと描かれていたように思う
構成は好みが分かれる?
主人公が友人宅に不法侵入する。それをあっさり許す友人。
え、そんなにあっさり?どういう関係性の友人なの?
というのは引っかかりながら観ていた。
後半で、友人は不器用な人間で主人公くらいしかまともな友人がいなかったと分かる。あぁ、だったらあっさり許しても変ではないな。
友人が自分の命よりも妹が大切だという設定はどうなんだろう。これは人によるのか。私にはシスコンかよと感じられた、が、キャラ設定的に妹想いというのは理解できる。
かすみの正体は分かる
上述の友人の妹、かすみは死んでいる。
で、かすみはキャスティングされているものの、私は無料公開されている戯曲は読んでいなかったので、どこでかすみが出てくるのかなと思っていた。
この作品、図書館にモブの利用者が2人いる。
物語の中盤~後半の図書館で、モブの女性キャラが舞台中央奥に来て不自然に話を聞いているシーンがある。そこで、「あ、こいつモブじゃなくてかすみか」と分かる。実際、かすみだった。
ちなみに図書館には霊感のある女性が働いており、その女性が「かすみはここにいない」と言うのだが、最後のシーンでかすみの写真を見たとき、「あの女の子よ!」とか言うので、かすみだとネタバラシされるシーンがある。演劇的で面白い仕掛けではありますね。