
【感想】悪態Q(劇団不労社)
楽日を観てきた。
意欲作という感じの作品。
上演する場所に合わせて舞台セットや演出を変えているらしい。
全体として観る方も演じる方も体力を使う系
本作のテイストとして役者が割と動くし、セリフも早口で叫ぶ系のものが多く、観る方も演じる方も体力を消耗するタイプの芝居だった。
しかも約90分の芝居を3人で演じているので、キャストはかなり体力を使ったと思われる。
序盤のセリフからヴァギナとか卑猥な言葉が出てくるので、好みは分かれそう。
僕は「うんこ」の方が好き。
会場は酒屋の作業場
本講演は会場が「友田酒造」。酒屋(の作業場?)。
屋根はあるが壁はない屋外と屋内の中間のような広間。
もう少し勢いがあるほうが好みではある
最初のシーンは幼稚園児向けの歌と踊りで始まる。
インパクトはある。
脚本そのものはエッジが効いているのでそれが刺さるかどうか。
個人的には微妙。でも市場開拓しようという意志は見える。
沢山のドングリがある中に1つドリアンが混じっていれば、それを拾う人は必ずいる。
会場ではそれなりに笑い声が聞こえた。
私が唯一クスっと来たのが「ませた幼稚園児でもヴァギナは知らない」みたいなセリフだった。
「そりゃそうだ」と観客に思わせればそこに笑いが生じる。
まぁ自宅でモロヘイヤを栽培してるのも面白いけど。
終盤の悪態をついている場面は物足りないと思う人は多いのではないか。
ちょっとセリフが直接的過ぎて押し付けられているような感じがした。
作者が表現したいものをもう少し遠回しに言って観客に想像させてもよかったと思われる。
というか私はその方が好み。
まんまと酒を買った

受付の所で酒屋の人たちが酒を売っていた。
折角なので購入した。
今月は知人が出る芝居と、即興劇を観に行くので差し入れ用。
豊岡市はまちづくりとして戦略的に演劇を取り入れているので、こうやって地元のものを販売しているのは良いことだと思います。