緊急搬送の日

トリュフをおいしく食べた次の日、テイオーは緊急搬送されました。
うちに泊まって、うちの近くの利用者さんのところにヘルパーのお仕事に行くのを見送った時は元気だったのに。
仕事が終わって自分のうちに戻って休んでいたらお腹が痛くなって、自分で救急車を呼んだそう。救急車の中で、痛くて気を失ったみたいだけど、救急車を呼ぶ前に気を失っていたら…そのまま死んでしまう状況だったそうです。
（辛いときは救急車、躊躇しないでよびましょう！）

病院へ

救急車の中で仕事の連絡先をかろうじて伝えたおかげで、仕事のネットワークから弟くんや共通の友達に連絡がいき、弟くんが私にも連絡とりたいといってくれて、私のところにも連絡がきました。
18時くらいから手術で、私が着いたのは20時すぎくらい？？
電車とタクシーを乗り継いで慌てて到着したけど、深夜0時まで続く大手術でした。
何年かぶりに会う弟くんと、何を話したのかなあ。テイオーが深刻な状況ということと、私たち2人の近況というか、最近の、今のこととか。
淡々と話をしてたけど、気持ちテキには肩を寄せ合ってる感じでした。

そして対面

手術が終わって、“意識はないけど…”というテイオーと対面できると弟くんが呼ばれて、それは家族だけ（なので私は違う）ということだったけど、弟くんが“彼女は家族同然なので…”と言ってくれて、スタッフの方たちも少し相談して、一緒に手術室に入れてもらえたの。
今でも弟くんと病院の方たちに、感謝しています🙏

麻酔が効いて横になってるテイオーに小さい声で名前だけ呼んで、ずっとカオを見ながら先生の説明を聞きました。とりあえず、大変な手術ということ、これからも大変だということしか分からなかったけど、現実味がなくてただ立っていた感じ。
このとき、テイオーは立っている私と弟くんを見た気がしたっていうのです。それは魂が体から抜けているとか、そういう状態？？
分からないけれど、そういう状態でもおかしくないくらい死に近い場所にいたみたい。だったら名前だけじゃなくて、何か、伝えたいことを口にしたらよかったかなあ、なんて。

対面のあと、病院からこれからの事務的な話を聞いて、終わった！というのが2時すぎてました。
とるものもとらず駆けつけた弟くんも私もあまり現金がなくて、2人どうやって帰る？？って考えつかなくて、始発待ちをしようと思ってたら、テイオーのお財布預かってるから、と弟くんがタクシー代を渡してくれて解決したの。
病院で始発待ち…ってフツーしないよね。テンパってたんだなあ私、って思うエピソードでした。

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見出しの写真は、その日の昼間、SNSで知り合った人と初対面をして、いただいたカトラリーセット。
この日はいろんなことがあって濃い一日だったところにさらに…！という感じだったなあ。