注文住宅の初心者がまずやるべき事
土地探し
これはいかに早く良い仲介業者・担当者に巡り合うかに尽きると思います。私たちはSUUMO経由で何社かの担当者と出会い、その中でも一番感触の良かった担当者さんに土地探しを一任しました。
私たちにとっての良い仲介業者・担当者とは、① 希望するエリアの土地だけでなく建売・マンションにも詳しい、② 土地探し・注文住宅の初心者の質問にも丁寧に対応してくれる、③ ハウスメーカー・工務店選びにも助言をくれる、④ メール・電話への対応が早い方でした。
① 希望するエリアの土地だけでなく建売・マンションにも詳しい
家探しを始めた当初は、実は注文住宅は選択肢にありませんでした。SUUMO経由で建売を紹介してもらった担当者さんと色々な物件を見学し、希望条件に合う注文住宅を建てては?と担当者さんがアドバイスをくれたのが始まりです。
建売・マンションにも詳しければ「手間と時間をかけて注文住宅を建てるべきか?」「希望条件に沿った建売・マンションがあるのでは?」といった点も相談でき、一番良い選択ができます。
② 初心者の質問にも丁寧に対応してくれる
初心者にはわからない事だらけです。私たちも「ローンをどうやって借りるのか」「ハウスメーカー・工務店選びはどのように進めるべきか」といった初歩的な点から担当者さんに教えてもらいました。
担当者さんからすれば手間のかかる客だったと思いますが、丁寧な対応で私たちの理解も進み、担当者さんとの信頼関係もできました。
③ ハウスメーカー・工務店選びにも助言をくれる
通常、土地探しの場合は仲介業者には土地分の手数料しか入りません。そのため、仲介業者からすれば戸建て・マンションを仲介する方が利益になります。それでも私たちの担当者さんは予算にあったハウスメーカー・工務店の候補選定や候補先との打ち合わせにも同席してくれました。
土地探しは、その土地にどんな住宅が建てられるかを考えて進める必要があり、ハウスメーカー・工務店も巻き込んで進める必要がある事から、候補選定や打ち合わせへの同席もお願いできるか確認しておくと良いかと思います。
④ メール・電話への対応が早い
条件の良い土地はすぐに売れてしまうので、連絡への対応が早いというのも重要な条件です。
仲介業者からすると「ちゃんと成約してくれそう」な顧客を優先するはずなので、本気で物件探しをしているというアピールをしておくのが重要です。私たちは「子供が増えて今の賃貸が手狭になっている」というわかりやすい事情があり、担当者さんも優先度高く対応してくれたように思います。
ハウスメーカー・工務店選び
結論としては、まず大手メーカーのショールームを見学する事をお勧めします。大手メーカーといっても、何社も回るのは大変なのでまず最大手のLIXILが良いと思います。
「ハウスメーカー・工務店選びには標準仕様を比較するのが大事」と私たちが当時ネットで調べると出てきました。標準仕様とは、例えば「キッチンはX社のこのグレード」とハウスメーカー・工務店ごとに決められているものです。
私たちの後悔ポイントとしては、絶対に標準仕様の実物をショールームで見て、メーカーの人の話を聞いてからハウスメーカー・工務店を決めた方が良かったです。
ショールームに行って分かるのは、「便利なもの、かっこいいものは高い」という当たり前の現実でした。
例えばキッチンでは、同じグレードであっても一般的なI型キッチンよりもオシャレなペニンシュラ型キッチンは価格が上がります。「キッチンの前の壁がないだけじゃん!」と素人からすると思ってしまいますが、そういうものではないようです。
また、同じ標準仕様のキッチンであっても各社で出来ること、出来ないことが異なります。
私たちは「大きな食洗機が欲しい!」という強い思いがあったので、幅60cmでフロントオープン型の大型食洗機をキッチンに入れる予定でした。
しかしショールームで話を聞いてみると、標準仕様でその食洗機が導入できるのはタカラスタンダードのみでした。(私たちが契約した工務店のケースです)
つまりLIXILのキッチンに大型食洗機を入れようとすると、キッチンのグレードを標準仕様より上げる必要があり、ハウスメーカー・工務店との契約金額に追加費用が発生するという事です。
最後に、やはり「現物に触れて確認する」というのは大事でした。
実際ショールームに行ってみると、「標準仕様の洗面台はなんかダサいな」とか「パナソニックのキッチン水栓はボタンが多くて使いづらいな」とか様々な発見があります。
そういった発見も踏まえた上で、標準仕様を比較してハウスメーカー・工務店選びをすべきというのが私たちの最大の反省です。