職務経歴書に書くべき自己PRとは?
「職務要約」と「自己PR」の違いがわからない!
職務経歴書の赤入れチェックを希望するお客さまからの質問で数多くあるのが、「職務要約」と「自己PR」の違いがよくわからない!というお悩みです。
英文での職務経歴書いわゆるCV、Resumeでいうと「職務要約」も「自己PR」も "Summary" として包括されるケースが多く見られます。時には"About Myself" としてボランティア経験や勉強中の資格などを切り出して記載することもあります。
それぞれ全く違うもの!と端的に言い切るのは難しい部分もありますので、大別すると…
■ 職務要約
「過去」と「現在」において自身が経験してきたこと、プロフェッショナルな領域・業種、持ち合わせているスキルセットを抽象的な表現を使わず、具体的な数字や名詞を用いた事実のみで構成される段落。
経験年数、業種、職種、関わったプロジェクト、規模、自分の関わり方などを記載。
■ 自己PR
自身の経歴やスキルを通じて培ったこと、自分が学んだこと、感じたことを通じて、これからの「未来」を想像させる段落。
「転職希望先の会社でどんな仕事をし、将来その会社でどんな貢献ができるか」など今後の可能性を示唆した内容を記載。
「過去」「現在」は職務要約、「未来」は自己PR と考えるとわかりやすく、区別がつきやすいと思います。
自己PRの記載は必要?
日本企業の場合は職務経歴書のほかに履歴書も合わせて提出が求められ、大抵の履歴書のテンプレートには「自己PR」の欄があるように「自己PR」は転職活動や面接において重要視される傾向があります。
履歴書に自己PRを書いたから職務経歴書には自己PRを書かないでいいや!と済まさず、経歴やスキルセットの具体的な記載以外に「あなた自身」を表現できるせっかくの機会と捉えて、職務経歴書でも自己PRを書いてみましょう!
自己PR ≠ 志望動機
ここで重要なのは、自己PRというものは応募する企業や職種に対しての志望動機ではないことです。混在させてはいけません。
「自分の経験やスキルに基づいてこれから貢献できること」を簡潔に客観的にアピールする段落であって、やる気や企業に対する自分の情熱やパッションなどを伝えるものではありません。また、個人の趣味や生活スタイルなどを記載するのも控えましょう。
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