北谷の奇跡と海の魔法のレストラン
今年二回目の沖縄に来ています。前回、夏前に訪れた際は若者の衝動に付き合っての興味本位での訪沖でしたが、いろんな(エネルギッシュな)方とのご縁を頂き、大いにパワーを貰いました。沖縄は本当に面白いところです。今回は最近私が熱心に参加して学ばせていただいている経営実践研究会の特別研修で12月20日〜21日に開催される琉球アスティーダの健康・観光・テクノロジー・スポーツビジネスを最高のエンターテイメントとして体感できる大イベント「アスティーダ・フェスティバル」に合わせて、そのイベントへの参加と特別公演を拝聴しにやってきました。前回の沖縄での記録と得た気づきはこちら、
若者へのチャンスとヒントの提供
今回の沖縄訪問は、立ち上げから超短期間で卓球独立リーグでの優勝、そして上場にこぎつけた「アスティーダの奇跡」を体感する特別研修への参加が主たる目的ではありますが、もう一つおまけ?がありました。先月、経営実践研究会の神戸の定例会に講師としてお越しになり、マジックを通じて子供の自己肯定感の向上、セルフイメージの書き換えの取り組みをされているマジックポットの前田社長に継塾の最年少メンバーでマジックが得意な中学生のりゅうのすけを引き合わせた流れで、前田社長がマジックで社会課題の解決すべく取り組まれている沖縄の店舗、魔法のレストラン マジックオーシャンにりゅうのすけも連れて行ってやると勢いで口にしてしまい、研修の前日から只今絶賛、将来の進路について考えているタイミングの中学生の彼を帯同して沖縄入りすることになったのでした。
若者がこれからの人生を選択するにあたり、何か少しでもヒントや能動的に人生に向き合うキッカケを渡せればいいと思ったのです。
誰もが反対した北谷への出店
神戸三宮にもある手品家を大阪や東京など、全国で展開されているマジックポット社の前田社長が社運をかけて沖縄に出店した魔法のレストラン マジックオーシャンは那覇から車で30分程度北に走る北谷にあります。多少なりとも沖縄に店舗開発の仕事に来ていた経験のある私が持っていた北谷の印象は、「寂れた海岸沿いの集落」といったイメージで、観光客が足を運ぶには中心地の那覇から微妙に遠く、どうしてそんなところでオープンしたのか疑問に感じておりました。前田社長にお話を伺った際に、北谷をリゾートとして再開発するのにあたり、出店のオファーを貰ったとの内容を聞いておりましたが、全くピンと来ないどころか、そんな片田舎の不便なところで巨額の資金を投資して大丈夫なのかと正直少し疑問に思っておりました。マジックバーという業種柄を考えると、やっぱり那覇の中心地、国際通りや松山界隈の飲み屋街に出すべきではないかと思いました。
熱い想いは伝播し、現実になる
しかし、私の心配というか疑問は全くの杞憂に終わりました。今回、数年ぶりに北谷を訪れてその変容ぶり、ダイナミックに街全体をアトラクションの様に再開発している様には度肝を抜かれました。前田社長から聞くところによると、奥原商事というデベロッパーが自社物件だけではなく、地域全体が盛り上がらないと絶対に地域は活性化しないとの強い信念の元、巨額の資金を投じて街全体を再開発されてきたらしく、この3年間で大幅に街並みが変わり、人の流れが変わり、一気に街が活気づいたとのことでした。前田社長が社運をかけて沖縄に出店を決めたのは、そんな奥原商事の奥原会長の熱い想いに共感し、まるでアミューズメントの様な街に必要な夜のエンターテイメントを提供するのは自分しかいないと決心を固められたそうです。その圧巻の街並みはリゾート施設の設計や施工に携わる私にとっては(参考にできる規模ではありませんが、)非常に勉強になりました。この再開発の計画があってこそマジックオーシャンの成功があり、また、マジックオーシャンの存在が街に活気を与えている様は建築、まちづくりが地域への大きな影響を持つことを改めて感じさせられました。
北谷の奇跡
もちろん、マジックオーシャンでのエンターテインメントの体験も神戸の店舗とはまるでレベルの違う素晴らしいものになっていました。暫し日常を離れて楽しめるお店という枠では収まり切れないくらいダイナミックで洗練されたショーと接客、そして内外装にも魅了されました。ここは日本か?と外国にいるかのような錯覚さえ覚える街、アメリカンビレッジとの相乗効果を発揮して、今後、新しい沖縄の名物スポットとして認知を広げられるのは想像に難くなく、今後、コロナの収束に合わせて沖縄本島だけではなく、全国的に有名な観光地として認められるのだと思います。とにかく、沖縄に行った際は一度、北谷、そしてマジックオーシャンに足を運ばれるのを強くお勧めします。地域活性化、地域課題解決の糸口を見つけることが出来ることを請負います。北谷の奇跡、目撃してください。
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地域課題を解決する人材を育成しています。
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