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無料勉強会を100カ月、100回続けて分かったこと 

私は毎月、株式会社四方継の本社3階スタジオで無料の勉強会を主宰しています。元々は社員大工に対しての社内研修で、独立起業を希望する大工に「独り立ちするなら、応援大工で転々とする様な下請け職人の個人事業主ではなく、地域に存在を認められる、次世代を担う人材を育てて継続、安定した事業を立ち上げられる様になれ」と、経営者として最低限の知識を身につけて貰いたいとの想いで独立支援の勉強会として立ち上げました。その名も「職人起業塾」です。
原理原則を中心に据えたその勉強会は開始から間もなく、口コミが広がって取引先や知り合い、同業の経営者等、多くの人が集う様になり、もっと深く学びたい、従業員に教えてもらいたいとの声を受けて、カリキュラムを組んで研修事業として立ち上げました。それが現在、全国5拠点で活動を展開している一般社団法人職人起業塾の成り立ちです。社団法人設立による事業化の後も無料の勉強会は継続して開催しており、今月、12月16日でその勉強会が第100回目を迎えます。100回、9年近く原理原則を学ぶ勉強会の主宰を続けて来て分かったこと、見えた事を備忘録として書き残しておきたいと思います。

中卒の大工が主宰する勉強会

元祖職人起業塾(現在の継塾)は開始から間もなくして、社外からの参加者が増え始めて毎回20人から30人、多い時は40人を超える方々にご参加頂いて来ました。延べ人数にすると、私は2000人以上の方々とセッションを行って来たことになります。そこで綿々と伝え続けて来たのは、誰にでも出来る当たり前のことを誰にも出来ないくらい当たり前に行う事、原理原則に則った思考、判断、行動を行うことで事業やプライベートに関わる全ての環境、状態を整えることができるようになり、P/PCバランスとも呼ばれる「成果は状態に由来する」原則の力を使えるようになる。ということです。そして勉強会で行ってきたのは望む成果(=持続可能なビジネスモデル構築)に辿り着けるためのやり方ではなく、何のために?との目的を明確にする在り方への学びと具体的な計画、実践、そして検証です。そんな取り組みを多くの人と繰り返してきたことで、大きな変化がありました。私の目から見ても、継塾に通われたのをきっかけに大きな変容を遂げて圧倒的な成果を手にされた人がたくさんおられ、その目を見張る成長ぶりを数多く見てきました。これまでも無料の勉強会を続けて来て本当に良かったと思える瞬間が数多くあり、私の様な学校もロクに通っていない無学な大工上がりの経営者でも人様のお役に立てる事もあるのだと喜びました。

繰り返す事で得る螺旋的成長

これまでの継塾では毎年ほぼ同じコンテンツを繰り返し学び、実践と成長を確認しながら深掘りと螺旋的な発展を目指してきました。ちなみに、今年度行ってきたテーマは以下のような内容です。ホットシートとは、メンバーの中から一人をピックアップして特別熱い席に座ってもらい、その人のビジネスモデルの刷新、再構築を参加者皆で考えるワークショップになっています。来週に迫った今年最後の勉強会では参加者の方々にこれまでの学びと実践の結果をあたらめて検証、発表して頂く場としています。同じコンテンツを何年も繰り返して学ぶのは時代の流れが早い今の時代においては賛否両論あると思います。しかし、古典的な原理原則論を学び直す、実践している取り組みを振り返る復習会との位置付けにすると、真理はひとつ、意外に大事なことはそんなに多くないように感じています。

•1.28(木)終身の計
•2.17(水)ホットシート
•3.17(水)RISC reversal 
•4.21(水)mission
•5.19(水)ホットシート(浮村社長就任記念記念公演会)
•6.16 (水)脱!USP
•7.21 (水)Lifestyle scheme
•8.18 (水)ホットシート(山中大輔様 不動産リ活用ビジネス)  
•9.16 (木) Lifetime value
•10.20 (水)Start with why
•11.27(土)【オープンセミナーと同時開催】
•12.16 (木)祝!100回記念 marketing inspection

前回(第99回継塾)の様子はこちら、

目指すのは持続可能な循環モデル

上記の年間スケジュールを見て分かる通り、スタート当初からこれまでスティーブン・R・コヴィー博士やジェイ・エイブラハムといった古典的マーケティングの概念を学ぶ勉強会という位置付けでした。しかし、今年から、マイナーチェンジというよりも大きく方向転換して資本主義の終焉と共感型資本社会へ移り変わる時代の変化に対応するべきだと、脱マーケティングを掲げ、持続可能な循環型ビジネスモデルを探求する勉強会へと再定義し直しています。それに合わせて名称も「元祖職人起業塾」から「継塾」へと変更しました。元来、私達が目指して来たのは販促をかけず、売り込みをせずに自然と売り上げ、利益が上がる環境を作り上げる事であり、一般的にマーケティングと呼ばれる概念とは真逆の方向です。持続可能なビジネスモデルの構築に特化した内容に再度ギアを入れ替えました。

情けは人の為ならずの実感

そんな風に方向性を明確に設定し直せたのも同じ学びと実践を長年繰り返して来たからだと感じています。そう考えれば、人の為に続けてきた無料の勉強会で最も学びや気付きを得たのは自分自身であり、多くの人が集ってくれたおかげさまで私の成長があったし、ライフワークとして取り組んでいる一般社団法人職人起業塾の事業を立ち上げる事が出来たのはこの塾を続けて来たからに他なりません。これまで99回の長きに渡り参加下さった皆様には本当に感謝するばかりです。情けは人の為ならず、アウトプットの機会こそ最も深い学びを得られる場だと言われますが、100回目を迎える今になってヒシヒシと肌で感じています。来年からは少しずつ内容を変えようと考えており、多くの人から頂いた御恩を返していく様にしたいと思っています。引き続き宜しくお願い致します。

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第100回継塾の詳細、申し込みはこちら、

原理原則を学び、持続可能なビジネスモデル構築を現場から創り上げる研修を行っています。

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