俺たちの地域貢献事業 #つない堂 #職人応援 #麺屋貝原
私が数ヶ月前から参加している一般社団法人経営実践研究会は、本業で社会課題を解決するとの高い志を掲げた経営者が集まって、共に学び、共に実践、そしてその意図を伝播する活動を行っています。その会で出会う人は全員が熱く、全員が面白いと言う類稀な団体で強欲資本主義経済の中で取り残される社会課題に真摯に向き合い、解決に向けた実践を会員がそれぞれの業種業態で取り組まれています。欧米型の弱肉強食の金融資本主義を脱して共感資本社会、日本型の共生社会を目指そうと活発な活動を行なっています。起業して以来、長年、自立循環型社会への移行を夢見て職人育成や地域産材の活性化、農業への取り組みなどを継続してきた私としては同じような志を持った人がこんなにもたくさんいるのかと驚き、大いに喜んで積極的に参加しています。今日は私たちが本業として取り組む地域課題解決のための事業の一例をご紹介したいと思います。
建築、暮らしだけじゃないソノサキニ
私たちは大工集団から始まった会社で創業から20年来、建築技術に強みを持った「暮らし創造企業」と言うドメインで事業を行ってきましたが、昨年1月の20周年を機に「建築、暮らしだけじゃないソノサキニ」をスローガンに事業形態を大幅に変えて地域コミュニティー企業へと生まれ変わりました。そのフラッグシップが「つない堂」なる事業部で、地域でがんばっておられる事業者さんや優れたサービスや商品を我々とご縁をいただいた方々に広く紹介するマッチングサービスや、地域の方とのコラボイベントの企画運営、お得情報を配信したり、DIY用の建築廃材を提供したり、本社社屋のオフィスやスタジオ、バーベキューサイトをコワーキングスペースとして開放したり、また自分たちで作った無農薬野菜をおすそ分けするなど顔の見える安心で安全な関係性を形成しながら、四方の皆が良い暮らしになるような会員制コミティーを運営しています。その根底にあるのは、建築会社である以前に地域の住民であり、その地域住民向けのローカルサービスを提供している事業者であると言う立ち位置で、地域が良くなってこそ自分たちも良くなれるとの思いです。
至高のラーメン「麺屋貝原」登場!
つない堂のホームページ上ではこの人だったら間違いないと私たちが太鼓判を押す人や事業所を紹介しており、その最新記事が本日アップされておりました。株式会社四方継本社から徒歩2分、同じ町内で営業されている大人気のラーメン店さんで神戸では非常に珍しい貝でとった出汁で化学調味料を一切使わずにラーメンとつけ麺を提供されている「麺屋貝原」さんです。昨年、今の店舗に移転されたのですが、その前の店舗を含めて開業からずっと店舗工事を私たちにご用命いただいており、大変仲良くさせていただいているご近所さんです。ちなみに、弊社に昼前に来客された客人は大まかランチは貝原さんで、とアテンドしています。また、連れて行った人たちは全員が全員もれなく貝原さんのラーメンがおいしいと言ってくれており、それが嬉しくてついラーメンに誘ってしまっています。(笑)
インタビュー動画とご紹介。
そんな麺屋貝原さんをこの度、つない堂の店長、尾上氏がインタビュー記事と動画をホームページ上にアップしてくれているので以下にご紹介します。このように、毎月数件、地域の方々を紹介するのがつない堂のメイン事業で、地域課題を解決していくというには地味で地道すぎる感も否めませんが、これが私たちが取り組んでいる地域貢献であり、地域課題解決へのアプローチです。
大好きなラーメン店を始め、自分の味を追求する。
長崎出身の是枝さんは、大学時代から関東を中心に生活されていました。仕事の転勤で兵庫県に来られたことをきっかけに、海と山があり、田舎でもなく都会でもない神戸をとても気に入っていただき自分のお店を出す地に選んでいただきました。そのおかげでこんなに美味しいラーメンをいただく事が出来たことに感謝です。
一度食べたら忘れられない優しい味。日々進歩し続ける貝出汁はオンリーワン。
牡蠣つけそば
貝しおそば
「麺屋貝原」は神戸市西区池上の伊川センタービルの1階。オープン時間になるとすぐにお店の前に行列が出来る人気店です。メニューは多くはなく麺は「貝しおそば」「貝醤油そば」とそれぞれのチャーシュー麺、そして人気の「牡蠣つけそば」の大きく3種類のみです。あとはご飯ものとトッピング。それだけにそれぞれのラーメンへのこだわりが感じられます。
ラーメンに替え玉がないのは出汁の味が薄くなることと、外でお待ちのお客様をお通しするのが遅くなっちゃうから、と。優しい心遣いが感じられました。通常の麺では量が足りないという方は、大盛りを選んでいただくか、ご飯類と一緒に注文してくださいね。
Q 自分のお店を持とうと思ったこと、目指したものを教えて下さい。
料理をする事が好きだなと思っていたのでいつかは自分でラーメン店をやりたいと思っていました。大手の外食チェーン店に就職し、店長などを経験してきていたので大体の想像はついていたのですが、資金の調達や味を調えることなど、思ったより大変でしたね。仕事を辞めてからはラーメンの基本を習いに行って自分の目指す味が見えてきました。
貝出汁の専門店は喜多方ラーメンのような専門性があるような味を目指したいと思い始めました。貝と煮干しや昆布の魚介のみで出汁をとっているのはなかなか珍しいと思います。でも昔から馴染みのある御出汁などの味に近いので受け入れやすい味なのかもしれません。自分が食べたい味、自分が納得した味を提供して喜んで頂けたらと思っています。また、女性が一人でも入りやすい綺麗な店という点も大事にしています。
Q 貝の美味しい季節はいつ頃ですか?
貝は冬から春先にかけてが美味しい季節なんです。なので季節によって貝の量を増減したりはしています。使っている種類は「アサリ、牡蠣、ホンビノス、ムール貝」がメインで、手に入る貝の種類によって違うものを使ったりもします。
通常のラーメンより原価がかかってしまいますので、提供させて頂いている価格も少し高めになってしまいますが、ここはご理解いただきたいところなのでよろしくお願いします。
Q これからの展望を教えて下さい
実は海外進出(アジア)が次のステップだと思っていました。それがコロナが来たことで色々モチベーションが下がってしまって、今は模索状態に陥っています。海外を諦めて日本で店舗を増やす「金太郎飴」方式は楽しさを感じなくて、やっぱり職人として納得できるものを出していける店をやっていくほうが良いと思っています。もし複数店舗を持つのなら全く違う味で勝負したいと思ってはいます。結局これからの事は考え中ですね(笑)
職人気質だからこそ出せる納得の味
今回インタビューをさせて頂き、自分の納得できる味を、自分の手で作って提供したいという強い思いを感じました。そこには大手外食産業に長年勤められていたからこそのこだわりがあるのだろうと思います。小さな名店ここに在り。です。
名称:麺屋貝原(めんやかいばら)
業種:ラーメン店
住所: 〒651-2111 兵庫県神戸市西区池上2丁目30-1 伊川センタービル 1F
駐車場:伊川センタービルのお客様用駐車場30台
営業時間/定休日:不定休(ブログにて事前告知 今週の営業時間と店休日のお知らせ)
お問合わせ:TEL 06-6761-6565
兎にも角にも、神戸の西方面にお越しの際はぜひとも麺屋貝原さんで至高の貝出汁ラーメンをご賞味ください。強くお勧めします。私たちは四方良しの社会の実現を目指し、地域経済の活性化を本気で応援しています。
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