情報リテラシーの重要性と形の違う戦争状態
昨日、大阪にて経営実践研究会の特別講演会があり私が以前から大いに注目していた官民連携事業、最新のテクノロジーを使って地域の特性を生かす実証実験で数多くの成果をあげておられる泉大津市の南出市長の話を聴きに大阪の本町の貸し会議室に足を運びました。泉大津市から日本を変える、世界の課題解決に命をかけて取り組んでいる。と胸を張られる南出市長のお話はとても良かった、を通り越して凄みさえ感じさせられる内容で、こんな先進的かつ情熱的な自治体の首長が活躍する日本はまだまだ捨てたものではないと未来に一条の光を見た気がするほどでした。何よりも講演の冒頭に新型コロナのワクチン接種に対する疑問を呈され、市長の立場ではっきりと若年層、特に子供に対するワクチン接種に反対する立場を明言されたのには正直大いに驚きました。しかもそれはオフレコでは無く、平素から公言している内容で、良くも悪くも大きな反響があるのは想像に難くなく、まさに政治生命をを賭けて戦っているのを垣間見ることができました。こんなリーダーがいる自治体に住みたいと素直に思いましたし、オーディエンスのほとんどの人がそう感じられたのではないかと思います。
以下は市長がワクチン接種に関してyoutubeで公開している驚愕のメッセージです。
草莽崛起の時代
今回の講演会のテーマは「官民連携で日本と世界の共通課題を解決する挑戦」とされており、泉大津市で行われている数々の先進的な事業の紹介とそのバックボーンについて話していただく事になっておりました。私達、経営実践研究会のメンバーがが取り組んでいる本業を通じての社会課題の解決には自治体との協力が不可欠だと言うことでその事例を学ばせてもらうつもりで参加しましたが、そんな表面的なことよりもその背景にある志を感じ取ってもらいたいとの南出市長の言葉には胸が震えました。今こそ草莽崛起の時代だとの言葉が市長の口から飛び出したのには本当に驚くとともに、同じような世界観、近しい価値観を持つ人が集まる場に参加できていることを心から喜びました。
志が叶える先進的な事業の数々
南出市長の話はとにかく非常に実践的かつチャレンジングな内容でした。東洋医学の知見を織り込んだ新型コロナの後遺症へのケアへの取り組みから始まり、30,000円以上の消費をした人に対して行う地域クーポンの発行での大きな経済効果、新しい形の図書館の創設や荒れ果てた海岸沿いの公園をグランピング施設にするなど、使われていなかったフィールドの利活用、海の水質改善と並行して行っている市民が楽しめる釣りスポットの創設など官民連携での数々の事例はどれも目を見張るものばかりでした。開かれた役所と積極的に声を出して関わる市民が生み出す新たな挑戦とそこから生み出される価値は閉塞感に包まれる日本の経済を地方から活性化させることができる可能性を十二分に示されていたと思います。それも命を燃やして取り組んでいると言い切るリーダーがいるからこそだと感じた次第です。
情報リテラシーが最重要
そんな南出市長は「現在、以前とは形の違う戦争状態にある」とまで表現する厳しい現代社会を生き抜くには情報リテラシーが何よりも重要である。と口にされました。その最もわかりやすい例として厚生労働省の資料から新型コロナワクチンを接種して重篤な副反応が出た人及び死亡者の数を指し示し、若年層や子供たちにワクチン接種を控えるように注意喚起を行っているとデータを示されました。今ではすっかり常識になっておりますが、メディアは偏った情報しか報道しない、既得権益や広告主に対する忖度や配慮があるものだと改めて話されて、自ら情報を取得し、判断する必要を強く注意喚起されました。私も以前からこのnoteで同じような内容を発信しておりますが、データからあぶり出される真実を自治体の首長が声を大にして叫ばれるのには驚きを隠せませんでした。
信頼できるコミュニティーと直感
インターネットで調べればどんな情報でも出てくる、しかし情報が氾濫しすぎて何が本当かわからない今の時代、情報ソースをどこから得れば良いのかは多くの人にとっての共通の悩みだと思います。講演終了後の質疑応答の際に聞いてみたところ、南出市長の答えは、信頼できる人、もしくはコミュニティーとの繋がりが重要である。そして、何を信頼すべきかを図るのは直感だ。との事でした。そのことについては私が普段から心がけている事と完全に一致したこともあり、すっかり得心し公演後に名刺交換をさせてもらいました。そして、泉大津市が大事にしていることのトップに掲げているのは「四方良し」。今後、南出市長の情報発信はしっかりとチェックしたいと思います。直感的に彼は本物だと感じたからです。経営実践研究会との出会いから、今回もまた素晴らしい機会に参加させてもらえた事に心から感謝します。
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