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未来を創造する3つの革新

元大工の工務店経営者からスタートして、私塾を主催する塾長として全国行脚するようになり、複数の会社の顧問や団体役員を務めて今ではキャリア教育を行う高校の学校長と様々な立場や役割を持って多岐に渡る活動をしている私ですが、実は「未来創造企業認定コンサルタント」と言う変わった役目も拝命しています。現在、第9期認定企業を目指す担当事業所の社員さん向けに未来創造企業認定を取得する意味と意義を伝えるキックオフミーティングを順次開催しています。

未来を創造するサポート

未来創造企業の認定とは、経済性と社会性の両面の価値を兼ね備えた「良い会社」であることの第三者認証を受けるチャレンジです。私が支援する先の事業所の認定取得の動機は、ほとんどの事業所がその認定がマイスター高等学院の開校条件になっています。良い会社のネットワークを構築するしか日本の教育、職人不足の問題を根本的に変えることはできないと、その基準を定めた私が認定取得のお手伝いをしていると言う流れです。
日本のものづくり企業の圧倒的な人材不足を根本的に解決するには、まず職人を育成する覚悟を持った企業がガバナンスを整え、育成できる機関へと変容することが必要です。
その基準を明確に定めたのが、未来創造企業の認定であり、キャリアパスの運用と育成担当の社員の教育コーチングの初級認定と併せて、人事制度から価値創出、地域との関係性までありとあらゆる今までの体制を見直し革新する機会を持ってもらっています。
以下に私が未来創造企業認定コンサルタントとしてチャレンジ企業にお伝えしている良い会社になるための3つの改革について書いてみます。

①価値創造の変革(スタッフ・顧客の安心と安全)

まず初めに、未来を標榜するにはなんと言っても経済的な価値を生み出すことが欠かせません。しかも、足元の収益も重要ですが、未来に向かって安定的に収益が上がり続ける構造を構築することが出来なければ未来を創造する事などできません。
未来の安定的な売り上げを作る=市場創造でありマーケティング的な思考が欠かせません。そして、市場創造とは「生涯顧客創造+新規顧客創造」の複合体であり、生涯顧客創造とは信頼関係構築(LTVの集積)に他なりません。顧客接点を持つ末端の社員が、顧客や関係先から圧倒的な信頼を得る取り組みが必要になります。
もう一つの新規顧客創造は同業他社が行っていないイノベーション(社会を良くする問題解決)を起こす事であり、事業の枠を超えて共感を呼ぶ新た強い取り組みをスタートさせることを強く推奨しています。

②未来型組織への変容(良き意図を持った組織)

良い会社、組織とはそれを構成する人がIkigaiを持てる組織であり、それらの人が良い会社だと認めてこそ、外部認証も意味を持ちます。外部よりも先に内部認証が必要です。また、マーケットも多様化を極めている今の時代、トップリーダーの号令で動くヒエラルキー型組織では急激な時代の変化についていくことは困難です。ボトムアップ的な思考を持ち、末端の社員にスポットライトが当たり、言いたいことが言えて、やりたいことができる社風づくりが求められます。全員に成長の機会が与えられ、役割と責任を広げることでそれ相応の報酬が得られるようになれば、自然に主体性が生まれ、全ての人が必ず持っている才能を開くことが出来ます。才能主義(タレンティズム)に立脚した人事制度、評価制度の構築と運用、そしてその意図を全社で認知する組織への変容を強く推しています。

③持続可能なビジネスモデル(地域との共生)

時速可能性を担保するのは顧客との約束を守ることと同義です。そして、自社だけが競争優位性を高めて売り上げ、利益をあげ続けても地域が寂れ顧客がいなくなればその事業は潰えます。また、地域のマーケットに存続を認められるには、地域に必要な会社だと認知される必要があります。
事業そのもので地域に貢献し、存在価値を認められるような取り組みが不可欠であり、自社が持つリソースを最大限に活用して、地域との共生を生み出す事業を起こすことが求められます。地域の活性化とは即ち、自社の未来を創ることに他なりません。
所謂、CSV(creating share value=共通価値の創造)モデルへのシフトは生業を変えるくらいの覚悟を持って、これまでの事業領域に囚われず、新しい事業へのチャレンジを行ってください。と勧めています。

闇の中の一条の光

これら3つの取り組みを進めれば、自ずと未来を創る企業になると思いますし、これらの取り組みを継続、ブラッシュアップしていくことで企業の持続可能性は高まります。そして、地域社会の課題を一つずつ解決しながら、経糸を営むが如く、次世代により良い社会へと変容させるバトンを繋げることが出来るようになると考えています。それは時間と共に社内文化になり、地域文化へと発展します。事業とは。世の人の苦しみや悲しみ、生きづらさを排除して、誰も取り残すことなく快適で幸せな暮らしを実現に近づけることであるはずであり、より良い世界を次の世代に残す文化を創り上げること。
そんな未来を創る会社が日本全国に数多く生まれれば、閉塞感に満ち溢れた今の日本にも一条の光が刺すのではないか、と考えています。
未来を創りたいとお考えの経営者の方はお気軽にご連絡ください。エスノグラフィー的に社内に潜り込んでのサポートを致します。

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人が誰しも持つ才能を開き、自信と誇りを持てる組織づくりの応援をしています。


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