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建設現場 エアコン屋として、下請けでも頑張る訳
私は小さな空調工事やを営んでおります。元請け仕事も、下請け仕事も行います。
売り上げや利益を考えれば元請けの魅力は大きいです。それでも、一年の大半は下請け仕事を行います。
それはなぜなのか?を簡単にお伝えしていきます。
建設業の構造
建設業は、大きく分けて「元請け」と「下請け」に分かれます。
元請けは、お客様から直接工事を請け負う立場で、すべての段取りから、管理を行います。
それに比べて、下請けは、元請けが割り振った仕事を、元請けの安全管理、工程管理、品質管理の元、施工に専念することが出来ます。
メリット
元請けのメリットは、客先からの直接受注のため、売り上げがかなり大きく、現場がスムーズに行けば相当な割合での利益が見込めます。
下請けとしてのメリットは、客先との打ち合わせ、すり合わせ、などは不要。仮設材なども支給され、自身の施工技術をフルに発揮することができるステージになります。また、古くからの付き合いでの、元請けからの受注もあるので、営業の必要がさほど要らないというメリットがあります。
デメリット
元請けはすべての責任のもと、すべての工事を納める必要があります。そのため、エアコン屋としてだけでなく、建築工事、電気工事なども付帯する際はその知識も必要となります。また、他業種との調整をし、工程管理、品質管理、安全管理を全て行う必要があります。また、建設業法に則り施工を進めていくため、「知りませんでした」は、通用せず、違反すれば行政処分となる可能性もあります。
当然、上記は客先から受注したら発生する仕事ですが、受注をするための営業活動等も、時間をかけて行う必要があるため、失注リスクも高いです。
下請けは、元請けの土俵で仕事をするため、さまざまな制約があります。
また、機器の支給は当然、近年は、材料も支給となり、売上は手間での金額となることが多いため、元請けと比べかなり減少します。
元請けの指定した、工程や施工要領が、無理な要望だとしても、従わなくてはならないことが多く、人員の配置が難しい場合も多々ある。
それでも下請けとしてガルバル訳
やはり、言葉は適切ではないかもしれませんが、「楽」ということが大きいと思います。
ただ、怠けてる、という意味ではありません。
では、何が「楽」なのか。
元請けの大変さを知っていればこその「楽」なのです。
前述した様に、元請けとしての責任は大きなものがあります。
下請けだから責任がないわけではありません。少なからず、施工的な責任は、果たしますよね?
しかし、元請けとしては、客先からの受注までの道のりも、新規開拓(既存客への新たな物件営業も含む)から始まり、提案、設計、提案、修正など、かなりの労力を使って、結果、受注できるかどうかは、不確定。
あまりに打率が悪い営業活動であれば、下請けとして、仕事の受注を期待している業者さんも離れていきます。
なので、受注か失注かは、かなり深刻な問題にもなります。
また、受注後も設計通り、計画通り進むのか、進めてもらえるのかを客先、下請けさんとの調整を常に行い、工程通り進めていく。
もちろん、高い品質で安全作業を行なっていくことなんて、当たり前に進める必要があります。
それに比べて、下請けであれば、多くはリピートとして、繋がりのある業者から受注することが多いと思います。
なので、営業といえば、事務所に差し入れ持っていくとか、飲みニケーションレベル。
高度な、提案はほとんど必要無いと思います。(偏見かもしれませんが(笑))
また、下請けなので、施工要領、工程管理、などはとさ元請けに言われた通りに進めていけば、トラブルになることもないです。安全設備等の仮設材は支給品なので経費もかかりません。図面ももらえる。
とにかく、施工に専念できる。
まとめ
請け負うということは、元請けでも、下請けでも責任は伴います。
会社組織として、仕事の分担ができる様になる事で、元請けとしても稼働できるはずです。
施工に専念していきたい、というスタイルであれば、下請けとして力を振るうことの方が、ベターです。
どちらが良い?というより、自分はどのスタイルで稼げるか?で判断していけば良いと思います。
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