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グローブ制作の技術で作る、革製品のクラフト工房

会社のお名前を教えてください!

はい、会社の名前は、「合同会社craftermind」(ごうどうがいしゃクラフターマインド)と言います。私は代表の酒井 真矢(さかい まさや)です。よろしくお願いします。

会社では何を作ってるの?

最近では、革のカバンとか、革鞄の修理なども頼まれることも増えて、オリジナルのガマ口型のケータイポーチが人気商品も作っていますが、でももともと野球のグローブを作っている会社です。
プロ野球選手から少年野球まで、手形をとってオーダーメイドのグローブを作ったりしていますよ。オーダーメイドのグローブは、工場で作るものと見た目は似ていても、手にはめてみるとその人の手にピッタリとはまるんです。

一人一人の手の形に合った オリジナルグローブ

いろんなものを作ってるんですね 

グローブを作ってると、革を切った時に「端材」が出るんです。
そんな時、ポーチやマウスパッドなどを作ると、革の廃棄がほぼゼロにもできるんですよ。大事な素材を最後まで使いきれます。革製品を通して、いろんな人が楽しく過ごしてもらうために「グローブ制作の技術で作る、革製品のクラフト工房」を目指しています。

なんでグローブを作る人になろうと思ったんですか?

どんな仕事をする人になろうか考えた時に、料理人かグローブ職人になるか悩んだんです。
小さい頃からいろんなものを作るのが好きで、小学4年生から包丁を持って料理もしていました。そこから中学校と高校で野球をすごくがんばって、甲子園を目指していたんです。でも結局甲子園には行けなかったんです。そんな時、自分は甲子園に行けなくても自分で作ったもので甲子園行けたら面白いんじゃないかな〜と思ったのが、グローブを作る人なることを決めたきっかけです。

革にも色や質感、色んな違いがありますね

作ったものはどんなところで活躍しているの?

2022年の甲子園では、3人の選手が使っていましたよ。
他にも日本から飛び出して、韓国の野球選手が使っていたりします。

他にも小・中学生で野球を頑張っている子どもたちが、練習してどんどん上手になるタイミングでオーダーグローブを頼んでくれています。どんどん上手くなるタイミングだからこそ、自分に合ったグローブが、練習を支えてくれているようです。

楽しいことや、うれしいことは何ですか?

お客さんが私の想像以上に喜んでくれるとうれしいです。
最近では、オーダーメイドのポーチを作ったお客さんが、とても気に入ってくれて、自分の友達に自慢してくれていたのが嬉しかったです。

オーダーメイドのグローブだと、手にはめた瞬間「かるっ!」と驚いてくれると嬉しい。
実は計量すると、20gくらいしか変わらないのに、グローブ全体のバランスやフィット感がその人の手にピッタリと吸い付く感じで軽く感じているんです。だからそんな感想をもらえるとすごく嬉しいですね。

オーダーメイドだからこそできるフィット感

お仕事の1番かっこいいところを教えてください!

切る前の革って、大きいもので1メートル以上あるんです。それだけ大きいと、切る場所によって、触り心地やしわになりやすさなどの風合いが変わるんです。そんな革の、どこを切って、どう組み合わせたら最高のものができるのか、考えるのは難しいんですけれど、

お客さんが自慢したくなるようなものを作れるとかっこいい仕事ができたな。と思います。

ひとつずつ丁寧に手作業で仕上げていく酒井さん

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