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遠距離5年、恋人7年。無事結婚式を挙げました
10月に結婚式を挙げた。人生に一度っきりの経験だし、折角だから、今の感情をいつかの自分が振り返られるように文字でまとめることにする。
「式はどうだった? 」「良かったよ、めちゃくちゃ良かった」じゃ、味気ないし、洒落た感想の一言でも言えるようになっておきたいという狙いもある。
なぜこのタイミングで書くか、というと、式が終わって約一月、式場から「まずは」とGigaFile便で写真データが納品されたからだ。
写真データを見ると、当日の記憶が鮮明に蘇る。
式当日は、本当に幸せな時間と空間を過ごした。僕の大好きなアーティストの歌詞に「いつだって世界の中心は今立つその場所」というフレーズがあるが、式の真っ最中は、まさに世界の中心に立っている自負があった。
あの感覚はどう言葉で表せばいいのだろう? そんなことを考えていると、ヒントを探して手に取った本にちょうど良い表現があった。「ヘゼリヒ」というオランダの言葉だ。使い所が合ってるかどうかはわからないが、あの時の感覚に近いように思う。
gezellig|ヘゼリヒ (オランダ語・形容詞)
単に居心地よいだけではなくて、ポジティブであたたかい感情。物理的に快いという以上の『心』が快い感覚。たとえば、愛する人と共に時をすごすような。
居心地がよくて、それでいてポジティブで、あたたかい。心が快くて、大事な人たちに囲まれて時をすごした時間。
まさに「ヘゼリヒ」な1日が、そこにはあったなぁと、思う。
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今時、式を挙げずに籍だけを入れる「ナシ婚」スタイルも一般的だと思うし、そしてこんな時勢だからと、自粛をする選択肢もあったと思う。
それでも、やって後悔することはないと思っていたし、世間的には長めの遠距離恋愛を乗り越えたこともあり、行く末を応援してくれていた人たちと、1つの夢が叶う瞬間を共有できればと、式を挙げることを選択した。
式を終えた今は、「やって良かったなぁ」というのはもちろん、「早く誰かの結婚式に行きたい」なんてことも思う。式を体験した今なら、細かな新郎新婦の工夫に色々と気づけそうだ。
そして、当日来てくれた方々や、お祝いのメッセージをくれた方々に、本当に心からの感謝の気持ちが溢れる。これまでゲストとして気軽に参加していた結婚式でも、こんな風に思ってくれてたのかもしれないな、と今になって感じる。
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ーー遠距離5年、恋人7年。
ようやく夢見た式を終わらせることができた。しばらくは、まだまだこの余韻に浸っていたいと思う。
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