『すごくなくてもいい』正史 〜キントーン界隈的歴史探訪
先日こんなツイートをしました。
この一連のツイートは「アウトプットする」という、最初の一歩を踏み出すことの障壁を超えることがなかなかできずにいる人の背中を押すためにつぶやいたものでした。
1つめのツイートは、ニワトリと卵的な感じもしますが、アウトプットに関して言うと、「文章力がついてからやる」「勉強してからやる」ではなく、
まずは小さくやってみる
ということが、本当に大切だなと思います。
その時に一歩を踏み出すための勇気を持てるための、マインドセットとして次の2つを持っておくと気持ちがかなり楽になります。
すごくなくてもいい
そして、
「誰かの「すごくない」は、他の誰かの「すごい」かもしれない
出典:https://caryncolabo.com/kintone-hive-fukuoka-vol-4/
kintone界隈に広がる「すごくなくてもいい」
象徴的なものがコレ
公式のユーザーコミュニティー「キンコミ」
キンコミサイトのタイトル画像にどどーんと書いてあります。
”すごくなくてもいい”
運営事務局からの思いの記事にも次のような記載があります。
kintoneコミュニティーの雰囲気は、このような考え方からも来ているのかもしれませんね。
キンコミに参加する皆様には、一点お願いしたいことがあります。それは「すごくなくてもいい」という考え方です。
kintoneに正解はありません。たくさんの機能が役立つ時もあれば、フィールドが1つだけのアプリが喜ばれる時もあります。すぐ使われる会社もあれば、じっくりと広まる部署もあります。
答えは100社100通りです。ぜひ、お互いの考え方を尊重し合い、交流をお願いします。
サイボウズ社内でもこのフレーズが!
このフレーズをキントーン界隈に広めてくれたのは間違いなく、キンスキ松井さんです。さまざまな場のプレゼンの随所にこのフレーズが!
kintoneを使っていくユーザーの基本的思想として、じわじわと定着していきました。
「すごくなくてもいい」の歴史を紐解いてみる
そもそもの始まりはこの1ツイートから。
かりんこラボの坂本さんの、「すごくなくてもいいんですっていうのを広めたい」
ちょうどこの時期、坂本さんの kintone hive福岡の kintone hack登壇の内容を考えていて、その思いは発表の内容にも強く込められていました。
彼女はいつも、
「kintone界隈の表に出てくる人たちは、みんなすごくて怖い」
って言っていました。裏側には「自分はそんなにすごくないのに」という気持ちがあったんだと思います。
kintone hackのプレゼンで、誰に何を伝えたいか?みたいなディスカッションを積み重ねていく中で、kintoneをやってきた中で、どんなところに心を動かされたのか?のような話をしていきました。
kintoneで業務システムを作って業務改善を進めていくプロセスの中で、彼女がすごいと思ったことは、すごいカスタマイズができることでも、kintoneの機能が優れているとか、そういうことではなく、
kintoneを使うと、「人に寄り添った業務改善」ができること
だったんです。
寄り添うというのは、カスタマイズの内容もそうですし、時間軸(いきなり高度な機能を作るのではなく、慣れていくスピードに合わせていく)や、使う人のバックグラウンドやスキル・リテラシーに合ったアプリを使ってもらえることでした。
プレゼンの場は kintone hackだったので、カスタマイズという文脈の中でこのようなことを伝えようとしてくれたわけですね。
歴史は繰り返す
kintone界隈では数々の『名言」が生み出されます。
特に、kintone hiveなど名言の宝庫。
みなしんも、自分の心に響いたキントーン名言、業務改善名言を見つけたら教えてくださいね!
あ、ぜひTwitterかnoteにアウトプットしましょう!
すごくなくてもいいので。