埼玉県茶業研究所 インターンシップ(Part2)
Part2では 埼玉県茶業研究所 インターンシップで 埼玉県育成品種のお茶の品評をさせてもらいましたので報告します。
お茶の審査では「お茶の形(外観)」「お茶の香り(香気)」「お茶のお湯の色(水色)」「お茶の味(滋味)」の4項目について審査されます。
まず「お茶の形(外観)」をさせてもらいました。拝見盆と呼ばれる黒く塗られたお盆にお茶をあけて、形を審査します。一般的に形が揃っていて、きれいで艶があるお茶が良いお茶とされています。
手触りも重要です。ベタベタせずサラサラしているのが良いお茶の特徴でもあります。
「お茶の形(外観)」の審査が終わると次は、「お茶の香り(香気)」の審査に移ります。下のお茶碗は、拝見茶碗と呼ばれ、白い陶磁器で出来ています。白い色のためお茶本来の水の色がはっきりと判ります。
良いと思ったお茶を机の真ん中側に置いて、良くないと思ったお茶は机の端側に置いて仕分けていきます。良いと判定されたお茶でグループ化して、また評価を繰り返します。
「お茶の香り(香気)」の審査が終わると次は、「お茶のお湯の色(水色)」の評価に移ります。
時間を測りながら、お湯を入れていきます。
次はお茶の水の色を見ます。香りと同じように拝見茶碗にお茶の葉を計って入れ、熱湯を注いで3分置いてから、お茶の葉を出します。その後、お湯の色を審査します。
黄金色のお茶が良いお茶で、濁ったり黒みがかっているお茶は良くないお茶です。
先ほどと同じように良いものと良くないものを仕分けていきます。
意外と「色の評価」は「香り」や「味」の評価よりも素人でも分かりやすいかもしれません。
我々の「色の評価」は、茶研のプロの人たちとほとんど同じ評価でした。
「お茶のお湯の色(水色)」の評価が終わったら、最後に「お茶の味(滋味)」の評価に移ります。
この味(滋味)の審査が4種類の審査の中で一番重要です。
飲んで審査するわけですが、お茶の味は個人の好みによって違います。なるべくうま味のあるお茶が良いとされています。
うま味のあるものは本当においしく、渋いものは本当に渋かったです。
色や香りと味の評価において必ずしも相関がないところが面白いところです。
色の評価でとても奇麗な黄金色で良い評価を受けていたお茶が最強レベルに渋かったです😓
先ほど様々な条件で焙煎したほうじ茶が出来上がりました!グラデーションがきれいです。
思いっきり焦がしてみたほうじ茶があったのですが、とても香ばしくておいしかったです!!逆に焙煎を弱めにしたほうじ茶は青臭かったです。
いろいろな茶葉を混ぜて自分だけのほうじ茶ブレンドにしてにして、一服させてもらいました。
ほうじ茶って本当に香りがいいですよね、ほっこりします。
以上、埼玉県茶業研究所のインターンシップに参加した報告でした!
茶業研究所のみなさま、ご指導をありがとうございました!!
とても勉強になりましたし、狭山茶がさらに好きになりました!
今後ともよろしくお願いいたします!!