言ってはいけない!引き止められる退職理由。円満に辞めることができる退職理由とは?
会社を辞めるには、上司に伝える「退職理由」が大きなカギを握ります。
なんとなくのあいまいな理由ではもちろん退職は認めてもらえませんし、会社側に優位な理由では、引き留める材料を提供してしまう可能性があります。
また、会社を批判するようなネガティブな話は避けた方が吉。
その後のトラブルに発展する可能性があるうえ、「改善するから考え直してくれ」などと、口先だけの契約を持ちかけられるリスクもあります。
これより、会社の退職で引き止められる代表的なNG退職理由例をご紹介していきます。
引き止められやすい退職理由NG例
これを言うと引き留められてしまう!という避けた方がいい退職理由もチェックしていきましょう。
ついつい口走ってしまいそうな理由も含まれていますので、退職を告げる際は注意してみてください。
精神的に限界だ
過酷な労働環境に追い込まれてしまっているケースでも、正直に「ツライ」「精神的にギリギリだ」などの発言は避けた方がいいでしょう。
感情面を理由に退職を希望すると上司から、
• そんなのは単なる甘えだ
• ツラいのは今だけだ
• 指導係にこちらから注意しておく
などと言いくるめられてしまい、退職に至らない可能性があるのです。
精神的に苦しかったとしても、退職理由としては上げないほうがいいでしょう。
もちろん、医療機関などから「うつ病」などの診断が出ている場合は別。
正直に医療機関での診断結果を伝えても問題ありません。
あくまで主観的に、辛さや苦しさを訴えるのはNG。
辛いとしても、できるだけ別の退職理由を伝える方が賢明です。
体調を崩してしまった
精神面での「ツライ」という発言と同様、「体調を崩してしまった」という主観的な理由は伝えないほうが無難です。
先と同様、医療機関からの診断書がある場合は別ですが、自分の主張だけで体調不良を訴えるのはNG。
• 退職までしなくとも、回復するまでの期間の休職を提示される
• 元来の公休や有休を組み合わせ、体調を改善することを強要される
など、退職まで至らない可能性が高いです。
引き止められることなくスムーズに退職したい場合は、体調面を理由に挙げるのは避けた方がいいでしょう。
自分にこの職場は合わないと感じた
職場へのネガティブな事柄を退職理由として挙げるのは厳禁!
会社側との関係性が悪化し、退職までの期間にトラブルに巻き込まれたり、退職を引き止めるために先手を打たれてしまう可能性があります。
例えば、
• 給料が安い:来月から給料をアップする
• 残業が多い:残業代を出す、来月から残業を減らす
• ノルマがキツイ:無理をしなくていい、ノルマを減らす
などなど、あの手この手で対策を取られ、退職できないよう囲われてしまうリスクも。
たとえ本心での退職理由は会社のせいだとしても、あくまで上司に伝える理由では、上司や企業の心証のいいものを伝えるようにしましょう。
人間関係で悩んでいる
ネガティブな理由の中でももっとも注意するべきなのが、人間関係に関するトラブルです。
実際の退職理由とすると、かなり大きな割合を占めることは事実。しかし、上司や企業に退職理由として伝えるのは絶対にNGです。
その理由は、仮に悩みの種となっている相手の耳に入った場合、退職するまでの期間にトラブルに発展する危険性が大きいから。
場合によっては、嫌がらせをされたり、パワハラが極度に悪化する可能性もあります。たとえ名前を伏せて伝えたとしても、どこからどんな風に話が伝わるかわかりません。
また、部署変更や異動などの先手を打たれ、退職しにくくされてしまうリスク大。
本当の理由は人間関係のトラブルだったとしても、上司や同僚の耳には極力入れないほうがいいでしょう。
労働条件がいい会社に転職したい
上司に退職の希望を伝える際、どうしても次の転職先に話題が飛んでしまうことはあるでしょう。
その場合に、間違っても「今より労働条件がいい会社に転職したい」とは言わないほうが吉。
他意はなかったとしても、上司からすれば「今は労働条件が悪い」といわれているように聞こえてしまい、気分を害する可能性があります。
また、待遇のいい会社に転職が決まった、なんてことが同僚にもれてしまうと、妬みやひがみから嫌がらせに発展するリスクさえあります。
退職理由としてはネガティブとはいえませんが、相手にネガティブに捉えられてしまう可能性のあるワードは避けた方がいいでしょう。
以上が、退職理由としてふさわしくない理由でした。
退職理由は、上司の心証を損なわず、ポジティブかつ相手に干渉されにくい理由を伝ることでスムーズに辞めることができます。
具体的に5つ挙げることができます。
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