ポリ袋があれば,料理ができる
※この記事は、Cookpadブログに、2018/10/3に投稿した記事を、noteに再掲載したものです。記事中の記載内容について、現在と異なる点については以上の背景によるものですのでご理解とご了承頂ければと思います。
☆備蓄品に入れておきたい「ポリ袋」
もし,電気・ガス・水道が使えない事態になったら・・・。災害時だけでなく,ふとした時に,使えなくなることもあります。我が家では,真冬の夜中に気温が零下になって,朝起きたら水道の水が止まっていて大騒ぎでした。
いつか,自分にも起こるかもしれないこと,として,常に自分事として備えておくクセをつけておきたいと思いました。
災害時の備蓄として「お湯を沸かす方法を確保しておく」ことは,調理に威力を発揮します。具体的には,水と鍋と「カセットコンロ」と「ポリ袋」を用意しておくと,いざという時にも暖かくておいしいご飯を簡単に作ることができるのです。
☆「ポリ袋」料理の利点
ポリ袋料理とは食材を調味料も含めてポリ袋に入れて,沸騰したお湯で煮る(湯煎する)調理法です。ご飯も簡単に炊けます。
ポリ袋で炊くごはん
「ポリ袋」の利点は大きく3つあげることができます。
1.清潔,2.省エネ,3.栄養をまるごと食べられる
以下に,簡単に説明しますね。
1.清潔:ポリ袋に一人分ずつ食材を入れて調理し,そのまま,一人に一袋配れます。ポリ袋の中で材料を和えたり,ビニール手袋の代わりにもなります。
2.省エネ:①鍋にお湯を沸かし, ポリ袋入れるだけで,ご飯,おかず,デザートが作れます。鍋が大きければ,複数人分をいっぺんに作ることが可能です。結果として,熱量の節約になります。
② 沸かしたお湯は何回も使えますので,水も節約できます。
③洗いものが出ません(ポリ袋からそのまま食べられます)ので,この点も水の節約になります。
3.栄養素をまるごと食べられる:密封して調理するので,栄養素が逃げません。水分がポリ袋の中から蒸発しないため,調味料も節約できます。
☆ポリ袋の選び方
ポリ袋は「高密度ポリエチレン」(耐熱性)の「半透明タイプ」を推奨します。「透明タイプ」は湯煎するとピタッとくっついてしまい,中身が取りだしにくく向いていません。また、厚さは0.01㎜以上のものを選びます(ただし、あまり厚くなると、扱いにくくなります)。
☆ポリ袋料理の注意点
・鍋にポリ袋を入れすぎると,ポリ袋が常になべ底にくっついている状態となり,穴があくことがあります。余裕のある量にしましょう。
・鍋からポリ袋がはみ出ていると,熱でポリ袋が溶ける可能性があります。ポリ袋全体を鍋の内側に入れましょう。
・鍋から取りだす時や袋を開ける時は,やけどに注意しましょう。
・油分の多い材料は,内部の熱が高くなりポリ袋が破ける可能性がありますので,ポリ袋料理に向いていません。気をつけましょう。
♪ぜひ,トライアルしてみてくださいね♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?