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【PR3.0】イノベーション企業は、Public Relationsを経営に取り入れている

昨日は、虎ノ門ヒルズで開かれた「PR3.0」企業と「個」の新しい関係構築に行ってきました。

朝10時から20時まで、頭からシューシュー湯気がでるくらい激熱なインプットを受けたので、簡単にまとめていきたいと思います。

今回は、印象を受けたネスレ高岡社長の「イノベーション企業は、Public Relationsを経営に取り入れている」についてです。

Keynote Speech ネスレ日本 高岡 浩三社長

人口縮小時代、今求められているのは「イノベーション」
・日本国内は高齢化し、人口減少している。
・ネスレ日本のグループ内の役割は、「高齢化と人口減少により縮小しつつある先進国市場における、持続的な利益成長モデルを確立する」こと。
・ネスレ自体が、BRICS諸国などの新興国依存型モデルから先進国成長モデルへ脱却を図っている。
・そして、そのために必要なのがイノベーションである。

ブランドマーケティングは意味がなくなってきている。
amazonで商品を探すときにブランド名をいれることは少ないはず。
商品のカテゴリなどをいれるだろう。となると、もはやブランドには意味がないはずだ。
イノベーションとリノベーションの違い
・イノベーションは顧客が気づいていない、 あるいは諦めてしまっている問題を解決すること。
・すでに顧客が認識している課題の解決は、リノベーション。
・市場調査から生まれるのは、リノベーションでしかない。

イノベーションを起こすには何が大切か?
・重要なのは「新しい現実」を正しく読み解き、顧客が抱える課題に気づく「問題発見力」である。「問題解決力」はそのあと!

こうしてネスレで実際に取り組んだ具体的な事例が、ネスカフェアンバサダー、ウェルネスアンバサダー、ネスカフェによる新しい流通MACHIECO便などなのですね。

聞けば納得ですが、課題発見についてもソリューションについても、なかなかこのように思いつくことは難しく、マーケティングに優れた企業と改めて感じます。

顧客が抱える課題へソリューションを提示し、PRで語るべきコンテンツをつくり、会社にブランドに、ポジティブなニュースを作る。
それこそが、PR発想を経営に取り込むことであり、世界に通じるイノベーションに繋がると高岡社長。

マーケティングこそ経営の根幹と言われたりしますが、確かに、顧客をはじめとした社会とどういう関係性を築くかというPR発想は経営のスタート地点といえるかもしれません。
私自身も、改めて自社と社会の関係性を考えていきます。

深い学びの多かった今回のイベント。ハッシュタグ #企業と個の新しい関係構築 でも多くの方の投稿が拾えるので、よろしければ是非Twitterでチェックしてみてください。

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