ULDの罪
旦那さんと子供と3人で暮らしています。
今日は旦那さんの話。
旦那さんとは結婚して6年。
最近は一緒にブログ運営をしたり、YouTubeチャンネルの構成を考えたりと、仕事も一緒にするようになり毎日楽しいです。
ただ、ここ数年ちょっと困っていたことがあって。
ULD以外着ないんですよ。
え?ULDって?
もちろん、ウルトラライトダウンジャケットのことです。
略してULDです。
私たちが出会う前から、旦那さんはULDの虜です。
はじめて会った時も、今も、冬場の旦那さんはずーーーーーっとULDに包まれて過ごしています。部屋の中まで。
冬場は家族よりも長く一緒の時を過ごしています。
それでも昔は他のコートもありました。
独身時代に買ったであろうおしゃれなウールのコート。
これいいじゃん、と促すと
「重たい」
「肩が凝る」
「いいんだ、もう我慢しなくて」
と頑なに着ようとしません。
昔は「おしゃれは我慢」と言いながら、つま先がとんがった革靴を履いたり、アイロンがけが必要な綿シャツも着ていたのに。
何年も着ない服がクローゼットにあるのは便秘みたいで気持ちが悪いので、昨年捨てました。
今はULDにニューバランスのスニーカー一択。(総重量1kg未満)
確かにULDは圧倒的に軽く、動きやすく、あったかい。
でも、似合うだろうなーと買ったトップスもセーターも、冬になると(ファスナーをきっちりあげるから)ULDの中にすっぽり収まってしまうから何を着ててもULD。
ほんと罪なやつです。
(旦那さんが快適ならそれでいい、と言い聞かせてきたけどやっぱりもう少し、もうちょっとあのザ・ULDシルエットはなんとかならないかな)
そう思って、毎年秋になるとユニクロの売り場に赴き、とりあえず試着してもらっていましたが、なかなか旦那さんのお眼鏡(というか主に重さ)に叶う一品が見つからないまま5年が経っていました。
そして今回も、「今年こそは」と意気込みユニクロへ下見に。
真っ先にダウンジャケットコーナーへ(売り場は探さなくてもわかる)向かうとシャカシャカのダウンの隣にコートっぽいコーナーが。
参照:http://www.neqwsnet-japan.info/?p=30814
あら!なんかダウンジャケットっぽくない!
重さは? うーん、ウールのコートよりは全然軽いけど、どうかな?
何よりデザインがシンプルで使いやすそうな印象でした。
よし、今回はこれで押そう。
そう思った矢先、いっきに気温も下がって冬らしい気候に。
そこで、私は旦那さんを試着へ誘うことにしました。
私「そろそろULD以外の選択肢つくろうよ」
旦「でもULD軽くてあったかいんだもん」
私「いや、わかるけど、ずっとじゃん」
旦「もう結婚したし、我慢しなくていいからさ〜(ファッションは婚活ツールだったのか?)」
私「いや、そうなんだけどさ、だ、ダサいじゃん?(ダメ押し)良さげなジャケット見かけたから試着だけしてみようよ」
まあ毎年こんな感じで誘い出しています。
本当にダサいと思ってるんじゃないよ?売り言葉です。
実際店頭で試着してみたら、
旦「あーまあ、ULDよりは重いけど…動きやすい感じはある」
私「おーいいじゃん!似合ってるよ!」
「ネイビー?もあるよ。あ、カーキとかいいじゃん!」
「カーキ着てみて!やっぱ似合うね!」
「ULDよりあったかいんだって」
「サイズはどう?一個小さいの着てみようか」
「あーそっちの方がしっくりくるよ!これにしよう!!(気が変わらないうちに)」
と押しに押して5分くらいで決まりました。
ちゃんと見てましたよ。下見までしたんで。
やっとの思いで新しいジャケットを買うところまできたけど、これはまだスタート地点に立っただけ。
この冬、旦那さんが何回この新入りに袖を通してくれるか、不安は消えません。
が、まずは貴重な一歩になったと思います。