株式会社TABIPPOを退職し、TOKYO CITY F.C.で渋谷からJリーグを目指します【100】
2014年に創業した株式会社TABIPPOを退職し、本日TOKYO CITY F.C.(以下CITY)というサッカークラブを運営する株式会社PLAYNEWの取締役に就任しました。
「退職ブログ書くヤツ、ださい!」という声がTwitterで散見されるので躊躇していましたが、お世話になった方々に経緯や御礼を伝えるには記事にするしかないのではと決意し、これを書いております。
旅する文化を創りたかった20代
僕は大学3年のときに世界一周の旅へ出発し、旅の途中に出会った同世代の日本人の仲間と「旅への一歩を踏み出してほしい!」と、帰国後に学生団体としてTABIPPOの活動を始めました。2010年4月でした。
2012年にサイバーエージェントに新卒入社しましたが、2014年には「若者が世界を旅する文化を創りたい」と一念発起し清水直哉、前田塁と3人で株式会社TABIPPOとして独立しました。
そこから6年間、旅を広めることを目的に様々な事業を大小、展開してきました。1万人規模の旅をテーマにした野外フェスやイベント、0PVから月間600万PVまで大きくなったTABIPPO.NETの運営。全国の書店で展開された出版事業や「旅人採用」という人材紹介事業、観光系企業のマーケティング支援などなど。
この6年で社員は3人から20名以上に増え、数億円を超える売上規模になってきました。事業内容やジャンルが多岐に渡っていたため、ほんとーーーに多くの方々にお世話になり、大勢の仲間に応援してもらいました。心から感謝しています。
この10年間に、価値はあったのか
「10年かけてやってきたことは、誰かのためになったのかな...」
代表の清水にTABIPPOを卒業したいと打ち明けた年末から、ひとりそんなことを考えるようになっていました。
少しでも誰かの人生に良い影響を与えられたのか。生きた証を、この世に残せたのか。自らに問うてみると、自分の残したちっぽけな成果に悔しさが込み上げてくるのが正直なところです。
しかし、一緒に仕事してきた仲間を愛し、愛され、たくさんの幸せな記憶で溢れていることに疑いの余地はなく、心から素晴らしい10年だったと胸を張れることはできます。
卒業していった社員やインターンも含め、TABIPPOで関わった全ての仲間や、多くの関係者の方々に、心からお礼申し上げます。
株式会社PLAYNEWとCITYについて
PLAYNEWという会社は、"Football for Good" というビジョンを掲げ、フットボールを切り口に人々がワクワクし続ける世の中を渋谷からつくっていきたい!と考えている会社です。
そしてTOKYO CITY F.C.というサッカークラブは、2014年に発足し、自分も創設時から所属しキャプテン、選手会長などを歴任してきたチームです。2年前に選手としては引退したのですが、運営スタッフとして活動していました。
CITYは現在、東京都社会人サッカーリーグ2部(J8に相当)に所属しているんですが、発足からカテゴリーが上がるにつれ本気度を増し、昨年2019年1月に株式会社PLAYNEWとして法人化し、本気で渋谷からJリーグ参入を目指し活動しています。
プロ契約選手が2名いますが、大多数が社会人としてそれぞれの企業で働きながらサッカーをしています。僕含めフルタイムの社員は5名、20名以上のプロボノ運営メンバーがいます。
次の10年、サッカーに賭けてみたい
転職に関しては2年近く前から考えていたことでした。そしてCITYをPLAYNEWとして法人化した2019年2月には、「全ての時間とエネルギーを、CITYにぶっ込みたい...」と強く思うようになっていました。
サッカーという究極のコンテンツをお借りして、みんなが日々ついワクワクしちゃうような社会をつくりたい。そのためにまず東京の、日本のど真ん中である渋谷に、めちゃくちゃかっこいいJリーグクラブをつくりたい。考えれば考えるほど、その想いは抑えきれなくなっていました。
無数のクラブがJリーグを目指してるのに無謀なんじゃないか。ただでさえお金にならないと言われるスポーツビジネス、アマチュアカテゴリーで飯が食っていけるのか。
不安要素は無数にあるものの、毎日サッカーのことを考え、自分でも最高だと思える事業をゼロからつくり、週末には愛するクラブの一試合も負けられない公式戦の行方に緊迫する日々。こんな素敵な機会に恵まれたのであれば、勝負するしかないと決断しました。
TABIPPOの時と同じようにいろんな方々にサポートしてもらいながら、本気で熱狂できるモノがある幸せを噛み締めながら、ここからまた魂を燃やす日々を送っていきます。
転職してもオフィスは変わりません
TABIPPOが4年前から一緒にオフィスを借りている、「株式会社大学スポーツチャンネル(以下dsc)」という会社があります。dscは体育会学生向けのキャリア支援(人材紹介)や、JリーグやBリーグ、スポーツクラブなどのミレニアル世代向けデジタルマーケティング事業を展開しています。
株式会社PLAYNEWは、そのdscの子会社として登記された会社で、dscの取締役の山内一樹がPLAYNEWの代表を兼任しています。つまりTABIPPOを退職したのですが、働くオフィスは同じです。
TABIPPOのみんなには本当に温かく送り出してもらっているので、気まづさは一切なく、むしろみんなに会えるのが嬉しいし、多分みんなもそう思ってくれているはずです。笑
超最短で5年かかるJリーグへの道のり
TOKYO CITY F.C.の2020シーズンは、コロナの影響で開幕が遅れましたが、今月7月から今期のリーグ戦がスタートします。優勝チームだけが東京都1部リーグに昇格することができます。
東京都1部の上は関東2部、1部。その次はJFL。その次がようやくJ3、J2、J1と続きます。
非常に長い道のりですが、最短5年でJリーグ入りです。今までのサッカークラブにない事業モデルを生み出し、渋谷の企業や人々をサッカーで繋ぎ、若者たちに支持されるクラブを作りながら、Jリーグ入りを目指す。働き盛りの30代を全て賭けるのにとてもふさわしい野望だと信じています。
ぜひ協力していただきたいこと
これを読んでくださった方にぜひお願いしたいことは、CITYが本当にそんな大きな夢を叶えられるのか、全力で応援しながらでも、小バカにしながらでも、構いません。ぜひ動向を見守っていただきたい!ということです。
CITYは別にどうでもいいけど「ボール蹴りてー!」と思っている方には、機会の提供は存分にできます!笑 渋谷ストリームのビルの中(渋谷駅直結!)のコートでいろんな方々を集めてフットサルする会を頻繁に開催しています。
また、東急さんと連携して新しいサッカーを軸にした事業も水面下で計画中です。
無料メンバーシップ登録していただくと、クラブからのいろんな情報が届きますので、少しでも興味を持っていただいた方にはぜひこちら登録していただけますと嬉しいです!
あと、2019シーズンのドキュメンタリー映像を見ていただくと、「あ、なんかこいつら本気なんだな」って思っていただけると思います!(こちら僕がよく出てくる回ですw)
最後に
(TABIPPO創業メンバーで最後に写真撮影)
今まで10年間、TABIPPOとして、また小泉翔個人としてお世話になっていただいた全ての方々に、改めて心から感謝申し上げます。
CITYを大きくして、夢を叶えて、恩返しさせていただきたいなと思っています。引き続きTABIPPOのことも、これからTOKYO CITY F.C.のことも、どうぞよろしくお願い致します。
2020.07,01. 小泉翔 / TABIPPOは最高でした
https://twitter.com/ShoKoizumi
(noteに投げ銭機能があるらしいので、転職のお祝いお待ちしてます٩( 'ω' )و 笑)
妻と選手たちに、焼肉を奢らせてください!