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こんなアートスクールを作りたい!

自分のアートスクールを開きたいという夢の実現に向けて、現在月一回の練習会をしています。

将来、本格的にアートスクールを開講する時にどんなスクールを目指しているのか。を改めてここに書いておきたいと思いました。

現在、ペアレンツラボやクリエイティブキッズラボに参加させて頂きながら、日々勉強している身ですが、当初志していったアトリエ(その頃は目指していたものをアトリエと呼んでいました。)からだいぶ考えが鮮明になってきたので、この軸で今後も発展していければ良いなと思っています。


いきなりですが、私が作ろうとしているアートスクールは「絵が上手になる」ということを目標にしていません。

もっと根底にある、人間が持つ発想や感覚を豊かにする場を作りたいと思っているからです。

アート=美術?

クレヨンを持ちながら相手の体をくぐり抜けるという動きを取り入れてできた作品

「アート」と聞くと美術というイメージが強いと思います。
しかし、本当はアートとはもっと広く定義することができるのです。

例えば、音楽を作るのも、ダンスを踊るのも、文章を書くのも幅広い意味で「アート」です。もしかしたら人間の活動すべてがアートかも知れない。

アートには正解がありません。間違いもありません。
これは、日本人が一番苦手なことかも知れないですね。。

でも、だからこそ、アートはたった1人の自分を体現することができるのです。
あなたと同じ人なんてこの世に1人もいない。だから人と意見が違ってもいいし、感じ方が違っても何も問題ない。

例えば、一つの絵を見ながら思ったことを発表する場面でも、
何を感じてもいいのです。どんなことを言っても大丈夫。
さまざまな発言が多様性につながり、誰もが考えたことのないアイディアにつながるのです。みんな同じ意見だと、ずっと平行線。何も産まれません。

これは年齢が低ければ低いほど素直に取り込むことができ、生き方の基盤となると思うのです。

合理性や効率から全く離れた時間を作る。

クレヨンをアイロンで溶かして作品を作ってみる

大人はどうしても、すぐに何かしらの「効果」を期待していまいます。
スイミングスクールでは、クロールが泳げるようになったり、ピアノでは難しい曲が弾けるようになったり。

学校に行くとパンパンのカリキュラムをこなすことで必死の授業構成。自分の子どもを見ていても「忙しそうだなあ」と本当に思います。

合理性や、効率などを考えずに、自分と向き合う時間を確保すること。
これは現代社会ではとても難しいこと。

だから意図的にアートの時間を作ることはとても大事なのです。

アートとは、自分を知るためのツール

妹が描いた線の丸がパラシュートのように見えて、気球の絵を描いたお兄ちゃん

アートは自分をよく知るための最強のツールなのです。

自分のことをよくわからないまま世の中に出ていくのは、とても無防備だと思うのです。

無防備というのは、自分を守る術を知らないということ。自分の武器を知らないということ。
新しい考え方やアイディアを発想する力がなく、自分の感じている感覚に気づくことができないということです。

無防備のまま、世の中で荒波に揉まれたら、、。
簡単に傷付きます。そして治し方がわからなくて、自分が何なのか分からなくなります。

これは実際に幼少期の私がそうでした。無知で無防備のまま、結構な年齢まで来てしまったので大人になってから苦労もたくさんしました。

絵の勉強はしないけどけど、人生を豊かにする勉強をしている。
と思ってもらえると嬉しいな。

音楽を聴きながらライブペイント。深い夜の中、DJブースとマイクスタンドを描いた長女

多様な想像力は、自己肯定感を育み、
感覚を豊かにすることは、人生を豊かにする。

と私は信じています。

冒頭にも書いた通り絵の勉強はしませんが、そのスキルが必要になった時はします。

何かをやってみたい。表現してみたい。となった時に初めて「上手にできるようになる」というスキル面での課題が出現するわけで、スキルやタイミングはその子によって違うはずなのです。

今は便利な時代なので何でも調べれば、ある一定の知識はすぐに得ることができますし、それでも難しい時は美大卒の私が全力でサポートしますので!

第三の居場所を作ることが最終的な目標

スプラトゥーンの武器を作ってみた。ダンボールには硬い向きと弱い向きがあることを知った

熱く語ってしまいましが、要するに私の目指すアートスクールはどんな意見も受け入れてくれる安全基地を作りたい。ということです。

学校でも、習い事でもダメだったとしても、ここに来れば安心して意見が言える。そんな第三の居場所があれば、子ども達がのびのびと、自分という種を開花させることができると思うのです。

答えは一つじゃない。一緒に考えてみよう!



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