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不思議な不登校?いや、違う

1 金曜日の午後に運動会?

 娘は小学校1年生から不登校だが、なんでか仲間をどんどんつくってくる。そして一つ一つ乗り越え、あっぱれな卒業式だった。
 ところが中学校はやっぱり。。。しかも教師の連続のミスにより娘は学校を見切ったなとおもった。娘には地域に相談ができる大人がいたので、その人へ相談し、新しい居場所づくりを手伝ったりしながら夏を過ごしていた。
 あー学校はもういかないのか、それもよし、とおもってみていた、

 ところが、さすが現代っ子。グループラインがどんどん立ち上がり誘われる娘。そこで初めましてのギャル風のお嬢さんとカラオケにいき、意気投合し、二人でならいけそうだよねって話になり、学校に行き出した。

 そして運動会は17日土曜日に予定が台風の影響で16日金曜日午後に。午前中は準備と練習、、、、。
 娘は「見学!」といって体操着で朝から学校へ。

 娘はこういう行事に熱くなれないタイプ。
 ところが、リレーの応援はしなくちゃと日向にでて見学仲間と全力で応援しただとか、転んだんだけどすばやく立ち上がって走った先輩がかっこよかっただの、、、楽しそう。。。

 変わったなーと感じた。

2 ギフテッド?

 こういう話を知り合った教育学部の先生にお話しすると「ギフテッドと呼ばれるお子さんと近い特性があるかもしれません。一度アセスメントしてみてもいいですよ。相性がよければ学生と学んでもらっても」まで言ってくださったのが今年の初め。まじか??

 ギフテッドとは辞書では「洞察力、共感力、独創性が高い」と書いてあった。あ、あってるかも。。。わたしは何か算数とか飛び抜けているお子さんをギフテッドと呼ぶのかとおもっていた。実際両方なのかもしれないが。

 いずれにしても学校にはなじまない。まぜなら飛び抜けているから。だからそのようなお子さんの支援をどうするかも話題になっているという。

 が、娘は「学校行ってないけど、困ってないし」と。。。。
 そりゃーーーーあんだけ先生のミスが続けばねーだし、彼女が今興味を持っているのは美容。学校ではやらないもんなぁ。。。

 そしてなぜか不登校仲間から「今日いかなーい」「今起きたからむりー」と連絡が入る。まさに裏のボス。
 すっごいな。かなわない。

3 いろんな不登校

 むすめのところにはまだ13歳なのに、かなり深刻な相談がやってくる。きっと親にも教師にも言えないのだろう。
 いろーんな事情で学校へいけないお子さんが多いことを学べた。
 っていうかひとクラス分ぐらいいるんだからそれでクラスつくっちゃえばいいのにっておもう。
 別室ルームがあるがそこをつくための段階がハードルが高く、機能不全を起こしているようだった。我が子も、それなら教室がましーーーーといっていたから。
 教師は不登校=対人関係能力が低い子、なんらかのハンデがある子とみるのかもしれない。が、我が子をそういう先入観でみれば、娘の理解はほぼ不可能である。
 あんなに仲間がいて、仲間を助けている。
 最近は新しい居場所をつくる大人と一緒に準備し、自分の部屋のこたつを寄付していた。13歳にして社会貢献。すっご。。。
 そういう姿は学校からは見えないだろう。
 娘は診断名がやっとついたのに学校の対応が遅いお子さんの相談をうけて居場所に連れて行ったりしている。
 学ぶ意欲と機会をことごとく奪われ、学校を見切った娘が大人がすべきことを全部ひきうけていたことをしり、わたしは必死で情報を集めて学校へつないだ。「命」がかかっていたので。

 殴り込みにいってやりたかったが、「大人が話し合いで解決する姿を子どもにみせてやりたいから」とわたしにアドバイスをくださった方がいた。なんのこっちゃっておもったが。話し合いを子どもらはみて、そしてそれぞれのご家庭に学校が動いた。あーこういうことか。対立ではなく対話で解決する。これは平和を維持する上でおそろしく大事な学びだ。

 ま、娘は学校は行かなくても生きていけるが。。。娘のところに支援が必要なお子さんがどんどんくるし、「ママ、専門家でしょ」と助言は求められるし。もうやってられん。だからちょっといろんな方を巻き込み、いま休職中だが、研究という方法で発信していこうと思う。
 
 娘は希望である

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