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イライラしても良いことない

考えてみればここ1ヶ月ぐらいイライラすることが多くて、イライラしていないときでさえ、身体が「いつでもイライラできますんで」みたいな状態であることをなんとなく自覚していました。

イライラしやすいときというのは、大抵身体の調子がすぐれないときで、睡眠不足や栄養不足、ホルモンバランスの乱れや疲れが溜まっていることがほとんどなのですが、ここ最近はそのどれもが自分に当てはまっているように思えました。

そんな中、私は元々胃痛持ちではあるのですが、イライラも相まっていつもの薬を飲んでもここ2週間胃痛が治らず、意を決して訪れた病院で先生に嫌な態度をとられてしまい、泣きながら家に帰るという大事件が起こったのです。

高齢の男性の先生でした。
こちらが一生懸命に症状を訴えても終始首を傾げ、私が何か発言をするたびに鼻で笑い、最終的に「お腹を下しているんでしょ?」と言われ、それを否定すると「あなたの言っている症状で胃が痛いというのはおかしい。お腹を下しているということだと思う」と謎の診断を出され、腸の薬を処方されました。
ちょっとさすがに悪い夢かと思いました。

諦めて診察室を出て、またしてもイライラしながらお会計を済ませ、とはいえ薬はもらっておくかと薬局で薬を出してもらい、帰っている途中で無性に悲しくなって泣いてしまったのです。

先生にバカにしたような態度をとられたことそれ自体よりも、胃痛が治らないなと思ってから、悩みに悩んで実際に病院に行くまでの全ての時間が無駄になったように感じ、悲しくなってしまったのだと思います。

胃が痛くて、そのうち治るだろうと思っていたら2週間治らず、病院に行くか悩んで、一応病院を探して、行ける時間を探して、その上でもう一度病院に行くか悩んで、でもここで行かないとずっと気になったままかもしれないから行ってみよう!と自分を奮い立たせて、意を決して訪れた病院で起こった出来事だったから。

きっと私は疲れていて、「いつでもイライラできますんで」と同時に「いつでも泣けますんで」みたいな状態だったのだろうと思います。
上手くいかないことが重なると、テーブルに置いていたお茶のコップを倒してしまっただけで号泣してしまう、みたいなことってあるじゃないですか。
なんとか状況を変えたくて訪れた病院での先生の対応が、私にとってはうっかり倒してしまったテーブルの上のコップだったのだと思います。

胃はもちろん、変わらず痛いままだったし。

家に帰ってからも一通りイライラして、どんどん胃が痛くなっていく中で思ったのは、「イライラすることによって、よりイライラすることが増えてしまったなあ」ということでした。

イライラして、胃が痛くなって、病院に行って、イライラして、もっと胃が痛くなって…もうやめよう。
最初のイライラを取り除けば、万事解決ではないか。

ということで、全部忘れてご飯を食べました。
まあ結局忘れてはいないから、ここに書いているわけですが。

それから少しずつ、胃の痛みは良くなっていきました。
内容はともかく、病院に行った結果胃が痛くなくなったということです…いや違うか。

つまり、いつでも身体の調子を整えておくというのは大事である、というお話です。
身体と心は繋がっているのだと痛いほど実感したので、イライラしないためにも、たくさん食べてたくさん寝ようと思います。
そうすれば、たとえまた病院の先生に酷い診察をされてしまっても、もうイライラしたり泣いたりしないで、淡々と別の病院を探せるような気がしています。

というか、身体の調子が良ければ病院に行くこともないですよね。それが一番良いな。

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