これは完璧に恋愛の話
極端な2択を出してくる人って、怖いですよね。
例えば、【自分を大切にすること】と【相手を大切にすること】のどちらか1つだけを選ぶという考え方は、おそらく健全ではないだろうと私は思っていて。
というか、どちらか一方を大切にすることによってもう一方が傷つく可能性があるなら、それは「大切にする」という方法自体を間違えている可能性があって、本来は【自分を大切にすることが結果的に相手を大切にすることにつながる】みたいに連続しているはずなんですよね。
というか、共存ですよ、共存。
どちらも大切にできるだろうが、っていう。
でもたまにいるじゃないですか、「俺のことはどうだっていいんだな」とか言って被害者ぶって相手を従わせようとするタイプの人。
うん、全然全くどうだっていい。
そう言えたらいいけれど、そのタイプの人はそんな風に言い返してこない相手をきちんと選んで言っている。
私の友人にも何人かいました、そのタイプの人と付き合って悩んでいる人が。
(幸いにも私はそのタイプの人と恋愛をしたことはありません。私が出会ったことのあるタイプはまた別の個性を持ったうんぬんかんぬん…)
そもそも「どちらか1人を選べ」と迫ってくる、または選ばなくてはいけないと感じてしまうような相手との付き合いは、その時点で健全ではないのではないかと私は思うわけです。
人の感情は白と黒だけではないし、大抵のことは選べない。
仕方なく選んでも、選んだ方だけを選び切ったわけではない。
ましてや、人と人を並べて選ばせておいて「自分が選んだんだから最後まで責任持てよ」と必要以上に迫ってくるなんて、はっきり言って怖いです。
しかもそれって、「常に俺(私)を選べ」って意味ですしね。
「お前は俺を選んだんだから自分のことは永遠に犠牲にしろ」なんて、織田信長でも言わなかったはずですよ。
…いや、織田信長は言ったかもしれないけれども。
ただもちろん、それは自分の選択に責任を持たなくていい、という話ではありません。
何かを選ばなくてはいけないときはあるし、選んだからには責任を持たなくてはいけない。それは確かにそうだと思う。
でも【何か】を選択することと、【誰か】を選択することが同じであると主張して選択を迫ってくる人は、結構イカれちゃってますよ〜って話です。
そしてそういう人は最後には「俺が死んでもいいんだな」とか言い出します。
自分の命と引き換えに、相手に犠牲を払わせようとするのです。
これは統計的にはかなりの確率です。知らんけど。
だから本当に気を付けてほしい、という話です。
だって考えてもみてください、お昼に何を食べるかでさえ「ペペロンチーノを頼んだけどボンゴレも食べたかったな。でも選んだのはペペロンチーノだしな。今回は責任持ってペペロンチーノを食べるけど、次回はボンゴレを頼もうかな」などと必死に自分を奮い立たせて、どうにか自分の選択を全うしようとすること、ありません?
こんなにどうでもいい「ペペロンチーノorボンゴレ」でさえ迷いが生まれるんだから、ましてや「自分or恋人」「恋人or友人」「恋人or家族」なんて、選べるわけがないんです。
でも、冷静に考えられる状態であれば絶対に選ばないようなことでも、精神的に追い詰められてしまった状態では簡単に選び取ってしまうことってあると思います。
だから、相手の異常さに気がつくことができなかったとしても、これだけは覚えていてほしい。
というか、恋愛に限らず私自身これだけは忘れないようにしています。
【一番大切なのは自分】
最終的に自分を守れるのは、自分しかいないから。
正常な判断ができなくなる前に、どうにか踏ん張れますように。
死ぬ思いをしてまでするべき恋愛なんてないと私は思うぞ〜!