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DALF C2勉強記録:フランス語の試験で求められるもの

今年の目標のひとつ。

フランス語最上級資格DALF C2にチャレンジ!

ということで、申し込んでしまいました。こわい、こわいよお(涙)

数年前はC1まで取得すれば、もう十分でしょ、これ以上何を望むんだい…?おおん?という気持ちだったのですが、今後フランス語を教えていくのであれば、自分自身も常にブラッシュアップしていきたいし、今後言語学の分野で進学するなら(一応今願書は送ってるけど、結果はどうなることやらなう)、やはりC2レベルのライティング&スピーキング力は求められるよな、と思い、受験を決意しました。

あと、日本で受けておいた方が、若干日本人に対しての採点も優しめで有利なんじゃないかな…?というほのかな期待と下心もありますね。
試験は相対評価ではないけれども、スペイン人とかイタリア人とかヨーロピアンたちに慣れている面接官は基準値も高そうじゃんね…?

C2というレベルは、CECR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠してまして、

C2 母語話者と遜色のない熟練者
聞いたり、読んだりしたほぼ全てのものを容易に理解することができる。
・いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構成できる。
・自然に、流暢かつ正確に自己表現ができ、非常に複雑な状況でも細かい意味の違い、区別を表現できる

引用:Wikipedia

だそうです。文字面がもう厳ついよ。こわいよ。

試験内容としては、リーディングとリスニングが、それぞれライティングとスピーキングと統合される形となります。

聴解・口頭表現
試験は以下の3部で構成される:
- 音声資料の内容の要約(聞き取り回数:2回)
- 資料が取り上げている問題について、自分の見解を展開する
- 面接官との討論

読解・文書作成
2000語程度の一連の資料から、記事、社説、報告書、演説などの、構成の整った文書を作成する

引用:日本フランス語試験管理センターHP

これ見るだけで気が遠くなりますね。笑

DELFを受け始めたのは大学生の時からですが、日本の語学試験とは全然違う!というのが第一印象でした。

日本の試験ってどちらかというと知識を問う問題が多いですよね。

実際、外国人向けの日本語能力試験でも、スピーキングの試験はなく、漢字や語法、文章や音声の内容理解に重きが置かれています。

DELFは初っ端A1レベルからスピーキングが課されますし、細かいスペルや文法の知識よりも、どれだけ実生活でしっかり運用できるか、という点が重視されているように感じます。

そして、Cレベルから顕著になってくるんですが、フランス語力というのは、文法とか語彙とか表現力とか、そういうのももちろん踏まえた上で、論理力でどれだけ相手を納得させられるか、という力を指すのかもしれない、と最近ぼんやり考えています。

論理力はもちろんどの国でも必要なことだと思うんですが、フランスでは恐らく学校教育でもそこを重視していますし、確かにフランス人議論好きな人多いんですよね。

日本人にとっては少し苦手な分野なんじゃないかな、どうでしょうか?

「これについてどう思う!?」って意見をバチバチ戦わせるより、波風を立てぬよううまく意見をすり合わせていく方が得意なんじゃないかなぁ。

どっちが良い、悪い、という話ではありませんが、そういう違いがあるのは面白いですね。

フランス語で言いたいことはある程度言えるようになっても、あるテーマに対する自分の考えを一貫性を持って、論理的に述べるっていうのが、私にとっては母語の日本語でも難しいので、フランス語の勉強を通して、その部分も鍛えていかなければ…!

試験受ける方は一緒に頑張りましょうね~!

もしもサポートいただける場合は、小躍りしながら大切に神棚にお供えしたあと、今後の活動に活用させていただきます♡