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バツイチ42歳の起業物語

生命保険会社でのセールスレディ人生に挫折し
アパレルに舞い戻って
数年後に縁があって転職した
数十社取り扱う保険代理店。

商談は水を得た魚のように楽しく
気がついたら10年経っていました。

ならどうして起業を?と何度も聞かれました。

これは私の性格の問題でもありますが…
私のライバルは私なのです。

私は営業職でありながら同僚に対しての対抗心が全くなく
成績は常にトップを爆走していました。

協調性がないと言われたらその通り。

同僚に「教えて!」と言われたら何でも教えますが
敢えてこちらから教えに行く人間ではなかったのです。

学びを得ようとする人が大好きで
来る者は拒まず来ない者は放置スタイルでした。

他人にどう思われても

「自分の在りたい自分」

であることを大切にしているので

「偉そう」「自分をすごいと思ってる」

など言われても大して気にせず仕事をしていました。

でも「組織」とは
「個の集合体」なので
「調和」が求められました。

当たり前のことです。

でもそうなると、言葉を選ばずに言うと
「強い者イジメ」と言うか…

「仕事が出来るんだから、発展途上の人達の気持ちを理解してあげて」

「気持ちは解るけど、こう言ってるから妥協して」

「もっと優しい声で内線に出て」

組織を円滑に存続させるには
上手く組織に染まらなければなりません。

組織が悪いのではなく
私が組織に合わなかったと気付くのに
時間がかかってしまいました。

私は間違いなく一番お客様に寄り添っていたという自負がありました。

でもある時
とても急ぎの事務作業を事務に頼んだことで

「お客様に寄り添ってない」

と社内で言われたことがあり…

一番大切にしていたものを乱暴に取り上げられ
笑われ、ポイッと捨てられた感覚でした。

危うくその場で飛び蹴りしそうなのを
必死で堪えました。

その時にお客様に寄り添える居場所(組織)を探すんじゃなくて

創ろうと決意したんです。

自分のやりたいことをやりたいようにやりたいだけしよう
それでもついてきてくれるお客様を
生涯大切にし、寄り添いお役に立とう。

気の強ーーーい私には

自分の城を持つことが世の中のためにいいんだ!
と学んだからこそ辿り着いた起業なのです。

だから今本当に幸せです!!

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