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わたしを利用しませんか?

https://news.yahoo.co.jp/articles/be510773d869aeeae386426b01a7bc1335652c49

続編も非常に盛り上がっており、香川照之の怪演が目立っておりましたが、役員会後の半沢のセントラル証券での挨拶の方に引っかかりました。半沢は、スピーチでお客様のために働けと説きます。お客様のために働くとはどういうことでしょう?

すごく分かりづらい表現で、具体的にはどういうことなんでしょう。私はよくわからないから、自分のために働いています。売上目標やそれをどう達成するかは考えますが、お客さんのためってどう考えても具体的にわからないです。

もちろん、私利私欲で私しか儲からないものをお客さんに薦めることはないですが、どうすればいいのでしょうか。保険相談というのをしていると、大半が保険屋の私利私欲の証券を見せられることになります。

なぜこんなことになっているのかといえば、答えは簡単。その保険屋が売れないからになります。売れていればそんなことをするわけないのです、今どき代理店もそこら中にあるので、どこかで保険相談すればバレるわけですから怖くてできません。

私からすれば変なことをして紹介が出なくなるのが一番困ります、白地開拓がお金と時間が一番掛かるわけですので。変な事をしている場合、うすうすお客さんも気づくわけです、そして私のような保険相談にたどり着く、そして真相を知る。

営業マンが人がいいと売れなくて、悪い人はガンガン売上てみたいな、営業セールスってなんかそういうイメージがあるのですが、そんなことはありません。売れない人はお客様の役に立たないだから売れない、ただそれだけです。

お客さんの言うことを理解していないから違うものを出す、だから売れない。人がいい=押しが弱いではなく、売れない人は何も聞いていない、見ていないというだけです。

暑くてのどが渇いたと言っている人に、冷たい水は売れるでしょうが、熱くて甘ったるいミルクセーキは売りづらいでしょう。売れない人の大半はこれ。

私はリースの軽自動車を営業車に使用しております、私の活動エリアの宮城県は雪も積もるし、仙台の古い住宅地では道路も狭いところもある、郡部では悪路もあり、県の面積も広いところで、諸々考えて軽自動車なわけです。

これをベンツに変えましょうという提案をされたとしましょう、私は上記理由で軽自動車のままでいいと答えると思います。しかし私を説き伏せる営業マンがいれば、ベンツにするということです。

これは営業マンの私利私欲ではないのです、営業マンがこういう理由であなたにはこれが一番ぴったりなんですよと納得させれば、私が決断するからです。

昨日の半沢直樹で半沢が大和田に共闘を申し入れる場面、「力を貸していただけませんか?」に大和田は「死んでも嫌だね!」と返すわけですが、「やられっ放しで終わるつもりですか?わたしを利用しませんか?」の挑発に大和田は因縁の半沢との共闘を決断するわけです。

半沢の銀行を見返したい、大和田のバカにされた仕返しの私利私欲での共闘で宿敵を役員会で完膚なきまでに叩き潰すのですが、結果東京中央銀行の被害もなく他の買収騒動に巻き込まれた顧客会社の役にも立った。

最後に頭取が、「どんな場所でも看板がなくても輝く者が本物の人材だ」と締めくくるわけですが、営業マンはまさにこれにつきます。

スポンサーの日本生命に向けたセリフではないでしょうが、、、




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保険屋12年生。田舎の保険屋ドキュメント話
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