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誰でも売れる、どストレート過ぎる営業
私の家政夫ナギサさんというドラマを観ていたら、主人公の多部未華子が製薬会社の営業マン役で、ライバルの製薬会社営業マンに負けるというシーンが有りました。
ライバルの営業マンはここの病院の患者はサラリーマンが多いので、即効性のある薬の方がいいと思うとプレゼンしてきて、病院や患者のことを考えてくれているからそっちを採用する、と営業先の医者に断られるシーンです。
商品性能を話しているだけの主人公より、ライバル会社を選ぶだろうなぁという場面ですが、実際の営業ならそんな事はありません。ひと昔前の病院ドラマで「先生こちらでお願いします」と分厚い封筒を渡し、「考えとく」みたいなそんなシーン、いわゆるGNP義理人情プレゼントというやつですね、分厚い封筒で現金のプレゼント、これが採用される営業です。
営業なんてこんなものです、なにか提案してコミュニケーション力、提案能力や商品性能が高くて採用されるなんてことは滅多にありません。今回のように採用予定があってどこの会社のものを採用するか、なんてケースではあきらかにGNPです。
もし私が脚本家や監督なら、多部未華子の持ってきた薬を採用するシーンにしてしまうでしょう。もしこれが現実に多部未華子がプレゼンしに来たら、握手もしくは一緒に写真撮ってくれたら即採用ですよ、それが当たり前。
指原がほけんの窓口のCMをやってますが、彼女がもし保険屋だったら、どんなに私がものすごい提案をしてお客さんに絶賛されてもいざ契約となった際に、指原が現れて「私から入って」と言われてしまえばみなそっちに持っていかれるでしょう。
現実の営業なんてそんなものです。コミュニケーション能力とか言いますが、そんなことはありません。手ぶらで来る営業マンよりは饅頭持ってくる営業マンの方を採用するでしょうし、付き合いのない営業マンよりは顔見知りの営業マンということになります。
これの解釈がこじれると、何回も顔を出せとか、断られてからが勝負とかただのしつこい人で売れない営業の典型になり廃業まっしぐら。
これもテクニックじゃなくて、自分売りからはいってるから正しいけど、こんだけ出来る人はそりゃ売れるよね~。役と本人の境目がわからないレベルだもの
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