売れない人の共通点、みにくいアヒルの子

昨日知人の保険屋が保険会社に行って、支社長や代理店担当とバカ話をしていたら、そこにもうひとりの営業担当がやってきて「負のスパイラルになるので早く更改を」と言って知人の保険屋をキレさせたようです。

その営業担当は、私の担当でもあるのですが担当になったのはごく最近です。彼は地元Ｎｏ１の地方銀行から、昨年そこの保険会社に転職してきました。

なぜ転職したのか？には全く興味もありませんが、かれは今の自分の仕事が何かをわかっていません。保険屋はそもそもまともな社会人が選択する仕事ではありません。

1年で半分3年で93％が消える、まともに食えない保険屋にあえてなろうというのは、成果報酬でお金が欲しいと思っている人であり、雇用側も大量採用大量解雇で1０％もいない稼げる従業員を探しているわけです。

代理店経営者というのは、そこを生き残った保険屋ですから服や時計などしっかりしたものを身につけていても中身は違います。私は大学中退、彼は高卒しかも底辺校。

バカ大衆向けのテレビを見て、新聞といえばスポーツ新聞、しかも底辺校なので字もろくに読めない。趣味といえばギャンブルとキャバクラとゴルフ、といった始末。

そんな保険屋が法人営業と行って回っていますが、行く先の経営者もみんな高卒専門卒、社長と呼ばれる大半は学歴なぞないのです。建設、飲食、理美容、小さな会社の社長はみんなそういう集団。

その集団に、日経新聞で仕込んだニュースを持って〇〇保険です、コロナで売上どうです？なんて言ってみても、よそ者扱いで警戒されまくって沈没です。

そんなことより机にある新聞が報知なら巨人どうです？とか聞くほうがマシ、競馬欄が開いてあれば今週の天皇賞はどう？とか聞けばいいのです。

みにくいアヒルの子の話と一緒で、集団と違うのは嫌われるだけ。保険屋で日経新聞読んでも相手にされません。保険代理店店主はスポーツ紙、なぜなら彼らが売りに行く零細法人の経営者がそれしか読まないから。

その知人は生命保険を売るのが苦手、それはなぜか？簡単な話タバコを吸うから。生命保険の需要は結婚した子供が生まれた、というタイミングなので、タバコを吸うだけでその層から嫌われる、簡単なお話です。