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お嬢さんを僕にくださいという人

「お嬢さんを僕にください」などとたわけたセリフを言ったことはありません。私の娘がそんなねぼけたセリフを言う輩を連れてこないように教育したつもりです。

日本国憲法第二十四条第一項「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」の部分、「お前が反対しようが憲法でこうなってるだろ」と娘や娘が選ぶ相手が言い返せる義務教育程度の教養は持ち合わせていると信じている。

50半ばの私が生まれる20年前までは、家長制度がまだあり結婚には戸主の同意が必要であったために「僕にください」なのである。

それの名残がドラマなんかでも見る「お嬢さんを僕にください」の定番シーンなのだろうが、今でもこんな事現実言う無教養な人いるのですかね?

私の配偶者の父親はそれを根に持っているようであるが、私は本人に面と向かって無教養であることをはっきりと言えるし、なんなら訴えればいいだろうでねじ伏せる変人。

彼は結婚する際に相手の親に「お嬢さんを僕にください」などとたわけたことを言ったのであろうか?60年程前のことであろうからとっくに日本国憲法は公布されたあとのことである。

そして、そのお嬢さんはいつしか婆さんとなり先日生涯を終えられた、葬式、通夜なし。火葬直で読経もなければ遺影さえもない、当たり前だが墓もない。みんな普段着レベルで精進落としは近所のサラリーマン御用達の今どき昼に喫煙可能な大衆食堂ときたもんだ。

故人はそれでいいんかね?

1,000円で娘と買ってきた歴代の5匹のペットのネズミには遺影がある。いま飼っている元野良の3匹の猫たちは私と一緒に親父の墓にいれる予定である。無宗教無神論者の私のペットでさえこの待遇。

そういえば、ペットショップの店員と野良猫の保護団体の代表者には間違いなく「これください」と言ったな。

ああ無情。


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