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三途の川も渡れない

保険屋なんて仕事をしていると葬儀の話も出てくる機会がある。
葬式代の「100万円くらいは持っているよ」という回答も多いし、最近の葬儀屋はクレカ払い、商品ローン、後払い、と現金払い以外の選択肢も多いのでいくらでもなんとでもなるはずであるがなんともならない人をみた。それも身内で。

現金は故人の分も入れても10数万円これが全財産である。10万レベルの商品ローンも落ちてクレカもない。こんな人いるのか、である。葬儀はせずただ火葬だけでも10万円は掛かるわけで、火葬場が空いていなければ遺体保存の冷蔵庫代も日数分掛かってくる。

行政に電話してもこれには対応出来ないし緊急融資なら社協に相談を、とのことで社協に電話するも葬式代を融資するそんな制度もないし、仮に検討できても1ヶ月は掛かるねとのこと。緊急小口生活資金なら即日でも対応できるがせいぜい5万だそうで。

そりゃそうだ、役場もそんなに暇ではない。今日をどう生きるかの相談ではなく、すでに死んでしまっているわけだから領域も違うわけだろう。

ということで、ここで行き詰まりだがこういう人って結構いそうな気がするがお金が用立てできなければどうなるんでしょう?生活保護世帯ならそれもすんなりだが、現実その方が少数派。

ということで、一時的に別の人間が棺桶火葬代を立替えて乗り切ったわけだが、当たり前だが墓もない。

三途の川も金次第、か。

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