保険屋は嫌われない

私は保険屋を10年以上やっているが、保険屋になる前はいいイメージがなかった。

個人情報保護なんていう概念もない時代なので社食や事務所内で保険のおばちゃんが寄ってきて、名前生年月日といった個人情報も会社から聞いたのか組合から聞いたのかすでに丸バレ。勝手に設計書も作られている始末。

貴重な休憩時間中にうるさい、しつこい、帰宅時や休日に家の電話がけたたましくなればおなじみ無駄なテレアポ。さらに銀行やクレカなども情報流用でゴミにしかならないDMが届く。

そんなことでうるさいしつこいで保険屋は嫌われる商売である、というか「であった」が正解である。これは個人情報が適当だった時代の話。

会社も労働組合が縮小気味、職域という会社に潜り込む営業も難しくなりコロナ以降絶滅状態なのが現実。今どきは個人で固定電話持たない方が多いし電話帳に番号載せる人もほぼいないしテレアポもない。

私は保険屋として「結婚しました」「子どもが出来ました」のタイミングでの相談が多いので比較的若い世帯が多いのであるが、そんな理由なのか今どきの子育て世帯は保険屋に対してうるさいしつこいのイメージは特にないのである。

イオンなどの大きなショッピングセンターには保険ショップがあるが、あの界隈も別に客引きをしているでもないし、ただ相談に入ろうものなら3時間も拉致監禁されるので保険ショップにイメージが悪い人もいるにはいるが、、、

保険屋は「強引」「虚偽説明」「営業成績」で商品を勧めるから嫌われるなんてことはそもそもない。ただしつこいから嫌われるだけ。それも最近は全く無いのである。

今どきの保険屋の若い人にはそんな感覚はもはやないのである。なので今どきは保険屋は昔のような嫌われ方はしないのである。

保険会社や代理店のふんぞり返るだけのマネジャーや自称コンサル自称コーチ屋の類はこれが今でもアップデートされていないので、保険屋＝保険のおばちゃん時代のイメージから未だに抜け出せないのである。

50過ぎると現場に出ないやつは、、、これが老害ってやつね