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大事な話はメモしろって言うけれど
「インプット」と「アウトプット」については、そのバランスが大事とよく言われます。世代的に詰め込み教育の賜物か本を読んだりすることは苦になりませんし、セミナーのようなものも結構好きでした。
ところが最近は歳のせいか本を読む事が苦痛になってきました。セミナーも30分が限度、動画は倍速にして見ています。集中力というものがものすごい勢いで衰えています。
ところが悪いことばかりではなく、その副作用でとりあえず見ましたよということが出来るようになりました。面倒なのでまずこれでいいというのも得意になりました。
つまり手抜きです。最終工程での手抜きはいけませんが、取っ掛かりでは100%でなくてもまず進めることも大事です。やりながらで修正すればいいわけで。
昔はとりあえず周辺知識も全て入れてから動きましたが、もうそんな体力もないのでなんとなくわかったからまぁやってみるかに変わりました。そんなやり方なので、失敗や行き詰まることも多いです。
しかしこれもまた歳のおかげか、しょうがないと思えるようになり恥ずかしいとも思わなくなった。若い時はどうしても失敗や人に頭を下げるのがかっこ悪く感じたのですが、歳のせいか恥ずかしげもなくなりスムーズに事が運びます。
読書は30代までは多読、40代からは熟読と言われます。30代まではインプットの量、40代からは質ということなのでしょうが、50代では略読です。量→質→手抜きの流れです。
子供の頃授業中にノートを取らないと怒られました、さらにはノートの提出を求める教師もいました。ノートなんか読み返したこともないし、なぜに教科書や参考書に書いてあることを自分で改めて書くのか意味がわかりませんでした。
社会人になってもメモを取らなくていいのか、メモを持って人の話を聞けとか言われましたが、そんなものをしたことがありません。そもそもそんな重要なことであれば忘れないし、メモを取らねば忘れることはどうでもいい事とそう考えていました。
ところが最近は重要なことはメモを取るようになりました。最近は重要なことでも忘れるようになったからにすぎませんが。つまりはメモに書いたことが重要なことで優先事項かと認識できるようになったのです。
「インプット」と「アウトプット」に関してはバランスが大事で、大抵どちらかに偏っているのでバランスを最適化していきましょうと言われます。「量→質」へシフトしてバランスが良くなれば、結果が出るといわれます。
インプットが出来なくなれば自然とアウトプットが多くなり、量が出来なくなると質を選別できるようになり、人間というのはうまく出来ているものですね。
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