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悲報、営業マンはさらに不要
コロナがまた拡大をしているようで。仙台や宮城県でも感染数が増えている中、各保険会社の営業所やコールセンターの出勤人数や営業時間の縮小も延長になるようです。3月4月あたりから大半の保険会社は規模縮小や自粛的な状況になっておりますが、私には何の影響もありません。
保険会社はムダ人員のオンパレードなのでは?と思いますね。そもそもペーパレス契約が普及して、代理店が入力までしているわけですから昔と比べて手間も少ないし、何より代理店担当の営業マンに頼まなければならないことはまずない。
同行営業したがる代理店担当者もいますが、連れて行こうものなら痛い目にあいます。ペラペラしょうもない商品説明をして、お客さんの機嫌を損ねるだけ。営業とはなにかわかっていない人の多いこと。
今は社名が変わったAIUでの研修生経験がありますが、最初に変な台本を覚えさせらるわけですよ、こんなの話して売れる訳ないでしょってもの。会議室で造られたくだらない代物です。商品性能で売れるならそれこそネットと代理店の入り口にカタログでも並べておけば、いいんじゃないの?って簡単なことがわからない。
ネットの保険販売も想定よりうまくいっていないのが、なぜかもわかっていないわけですよ。結局は人対人であって、ネットだろうが対面だろうが値段が変わらないものがほっぽらかしておいて売れるわけもなし。
本屋に行くと営業本が山ほど置いてある時点で、いかに営業に悩みがある人が多いかということですね。何冊もみましたが、ほとんどが小手先の戦術本で再現性の低いものばかり。人気のあるフランク・ベトガーの「私はどうして販売外交に成功したか」もそれだけの数こなせばそりゃうまくいくでしょうが、そんなに回れる根性はないんじゃない?というお話で。
ただベドガーの話は野球選手時代からの、情熱的に取り組むってのが全てでその人間性に惹かれて契約もバンバン取れたっていう風にに私は解釈してます。
では私自身が非常に魅力的で、すごい営業マンかというとそんなことは全く無いわけです。保険営業は金持ち富裕層、小さな会社経営者や事業主に行きたがります。加えてそこをターゲットにして行くとバリバリのエース級の営業マンが集まってます。生存競争が激しく皆撃沈していきます。私もそこに向かえば生き残れなかったと思います。
では、私が彼らに勝っていそうなところはと考えてみると、子育てが終わっているということくらいしかありません。バリバリのエース級というと30代から40代前半くらいの方なので、子育て中であって子育てとはなんぞや?の回答を持っていない。
教育費はこのくらいとか大学の進学費用はいくらとか、どこにでもある一般的な情報しか無い。実体験がないから話に説得力がない。それと自分の子供のほうが可愛いに決まっているから、よその子を見ても可愛いと思うわけもなく。私はそもそも小さい子供が好きなわけではありません、しかし子育てが終わると子供が小さい時のことを思い出すもので、お子さんがぐずる飽きるなんていうのを見ると懐かしいと笑ってしまう。
今お話している若いお父さんやお母さんは、これからこういう悩みをもってこういう大変な目にあって、最終的にこういう体験でこういう心境になって。子育ての正解はわかりませんのでアドバイス的なものはなにもできませんが、結局子育ては大変ですねと心の底から共感できます。
よくターゲットを絞れと言いますが、実体験のあるところが一番ラクです。営業のやり方は色々あるのでしょうが、何を話すとか、何を聞くとかそういうのはあんまり関係ないような気がします。人対人なので結局は合わない人とは合わないし。
営業にお悩みのある方は売った経験のない会社のしょうもない話や、バリバリのエースからの再現性のない話はあんまり聞かずに、自分の話を聞いてみたいのは誰かを探すのがいいように思います。
だからといって、保険の話を聞きたいのは誰?なんて考えたら、一生答えは見つからないのであしからず。
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