保険屋という商売をしていると、相談者の多くは「結婚しました」「子供が生まれたので」をきっかけとして入ってきます。
そして数年後にお客さんから、「離婚しましたのでどうすれば?」との相談が毎年一定数きます。それも結構申し込んですぐに。
日本の現在の離婚率は35.5%です、世間の夫婦の3組に1組が離婚するのです。離婚に至る結婚年数で一番多いのが5年未満、次が5~10年なので私の相談者はそもそも離婚率が高い客層なのです。
さらに私の居住地宮城県の離婚率ですが、35.2%とほぼ全国平均。高知、沖縄、和歌山がワースト3で離婚率45%超えですからまぁマシですね。逆に一番離婚率が低いのが27.1%の東京というのが意外。
私の両親は離婚していますが、私には離婚経験がありませんのでどのくらいのエネルギーが必要なのかはわかりません。
保険屋として連絡をもらえば、名義、住所、払方、受取人、指定代理請求人、これらを変更する必要が出てきます。自動車保険が旦那さん名義で夫婦限定になっている場合はそれをどうするのかという問題も出てきます。
死亡や医療保険の受取人や指定代理請求人も大体は配偶者に設定されているはずですが、それも結構問題が出てきます。「子供に変えてください」と言われるのですが、ご希望どおり赤ちゃんであれお子さんを受取人、指定代理請求人に設定することは可能です。
ところが仮に契約者である親が事故とかで入院しました、意識ありませんそこで指定代理請求人が保険会社に連絡をといったところで未成年では請求できないのです。そもそも赤ちゃんでは電話すら出来ませんし、、、
そうなると親権者や代理人といった面倒なことが出てくるので、、、とこの辺も全て説明してご理解をいただく必要が出てきます。加えて死亡保険金受取人では親権者が別れた配偶者になる可能性もあるわけで、それもいいのかどうかありますね。
それ以外にも私のジャンルではありませんが、銀行やクレカ類も全部一式変更が必要でしょうし住宅ローンもどうなっちゃうんでしょう?
とにかくそのエネルギーが私にはありませんね。だから結婚10年未満の若い人たちの離婚率が私のような初老より高いのかもしれないですね