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「それは儲かりません」⬅は???
コンサルや士業の方と話すと、出来る人とそうでない人の違いがわかります。なにかの本で読んだのか、セミナーで聞いたのか、それをさも自分のことのように自信たっぷりに話します。
実際にそれを実践したことのある人だと、成功事例も失敗事例もいっぱいでてくるのです。経営者やフルコミッションの営業をしている方だとご存知のように、10やって1でもうまくいくことがあればおんのじです。ですから、失敗事例は山ほどある。
フルコミ営業マンの2大戦術、飛び込みとテレアポ。飛び込みは建物の前でじーっと考える、考えて考えて気づいたら管理人がこっちを見ているので結局退散。いざ飛び込んでみたら机に座ったままの担当者に、「忙しくて手離せないから、聞いてるからそこから商品説明して~」と言われ心が折れ。
まぁ私には飛び込み営業は向いてませんでしたが、大半の人が共感してくれます。テレアポは結構得意な方でしたが、アポと訪問面談は別なので、今はしていないです。広告なんかも自分で作りますし、失敗事例は山ほどあります。
そうでない方のコンサルや士業だと、実体験がないので事例が全く無い。「失敗事例を教えてくれませんか?」と聞いてみると、
「失敗は掘ったって意味がないのです、失敗の理由なんかいらんでしょ」
などと言う始末、神田昌典さんだったかの本にこう書いてありましたのでそれを読んだのでしょう。
確かに失敗を掘って反省する意味はあんまりないのですが、失敗事例は必要なのです。私は飛び込み営業ができないのです、先程のように玄関先で入るかどうかで悩んだり、入ったら心が折れた、という失敗。なのでもうやらないと決めましたという失敗事例は参考にならないのでしょうか?私のように建物の入り口で入るかどうかを30分も悩んでるくらいなら、いっそ別の方法試したほうがいいですよ、って事例です。
飛び込み営業のノウハウとは数です。断られても次に行くだけです。「飛び込み営業で1億稼いだ男!!」、なんてありがちな武勇伝本に書いてあるこの手のノウハウって何の意味があるの?それができたら確かに売れるわって思いますけどね。
飛び込み営業の何たるかを知るよりは、とっとと別の方法を試すほうがいいでしょう、苦手克服できない事例だらけだからと私はそう思います。
先日も介護事業はこれから明るくて、マッサージ系は数が増えすぎて見通し暗い、儲かりませんと言った士業がいました。介護なんて20年経っても国のルールがコロコロ変わるのでビジネスモデルがちっともわからないから、誰も儲かっていない。マッサージ系はマーケットが縮小しているわけではないし、勝ち負けがはっきり付いているので儲けやすい、と思いますね。
私は保険屋をやっていますが、ものすごい数の保険屋とネットで営業マンなぞ不要と考えるお客さんのマーケットにいます。保険なぞ皆入っているわけで、斜陽産業もいいとこ。では見通し暗いかというとそんなこともありません。
ブルーオーシャンとかいう言葉が流行っていますが、いまだかつて無い画期的な商品やサービスというのを売ってみればわかります。コレはいける!と思っても誰も知らない商品やサービスなんて誰も買いません。
そんなものより、あっちで買えば10,000円ですが私から買えば8,000円です。これのほうがよっぽど売りやすいし売れるのです。頭の中の知識だけの人は無責任にこの市場はまだこうなので、これからの市場でとかそんなことを言い出します。
保険会社の直接雇用の営業員、ネット、でも売れません、日本でも上から数えて何番目の超一流会社だらけの保険業界でも、売るノウハウなんかありゃしない。ですので代理店に販売を委託しているわけです、保険は美容院や飲食、コンビニ、治療院なんかと同じ街のスモールビジネスなのです。
大半のコンサルや士業もスモールビジネスなはずですが、実績とやらをみると行政のお仕事ばっかりだったりします。あー白地やったことないのね、残念。いわゆるヒヨコ食いが悪いわけじゃないですが、ヒヨコ食い専門のインチキ先生には騙されないように気をつけましょう。
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