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「なにか困ってます?」で売れる?
健康診断というのに行ってきました。私は2ヶ月に一度通院しているので、健康診断もそちらの病院で受けたのですが、その中に医者の内科検診があります。
この病院で健診を受けるのは3度目ですがこの人大丈夫かな?と少し心配になる医者の診断を受けました、でも大きな病院で白衣着てるし医者だから大丈夫だろうと思って受けてます。
大丈夫かな?ってこちらがなぜ感じるかと言えば、自信なさげに見えるからにほかなりません。人間は自信たっぷりにやられたら信じ込みますし、少しでも不安があれば相手にも不安を与えてしまいます。
「最近の体調は?」って聞かれましたが、この人大丈夫?かって腹の中では思っているわけですから「まぁ特には...」となってしまう。
そもそもそこの病院に通院しているわけだし、問診票にもクスリを飲んで通院も書いてあるわけだし、そこをただ聞かれてもプロの仕事かね?ということです。
営業でも事情聴取大好き、事情聴取のやり方セミナーみたいなのもあるのですが、信じるとろくなことにならない場合も多いです。
保険会社でも教わるムダ質問の代表「何に困ってますか?」って質問ですね、こんなこと聞いてまともな答えが返ってくるわけないでしょ。そう聞かれたら、「特にない」になる。
保険代理店経営者の私が「社長最近売上でお困りのことあります?」って聞けば、「〇〇で困ってるね」と答えてもらえるかもしれませんが、ただの保険会社の法人営業の担当名刺出して、同じ質問したところであなたにそんな事答えたってムダだから、「特にない」とのお答えをいただくだけ。
そもそもこちらとしては質問の答えが欲しいのではなく、売るための答えを引き出すわけだから前提が違う。
「社長いつ独立したので?もう10年ですか、すごいですね。私もいつか保険屋で独立したくて毎日頑張ってます!」って言って毎日社長のとこ通って仲良くなれって保険会社は教えます。
売れずに独立もできずそのまま保険会社に就職した、サラリーマン管理職の教えを信じてそんな事を話せば売れるわけありません。独立したことないやつになんで悩みを言わねばならんの、でおしまい。
このご時世中小企業のお悩み窓口なんてのを某経営者団体やお役所が開設していますが、零細社長が相談に行くとみんながっかり。お役所や某経営者団体が集客した窓口に座っている集客のできない士業が何の相談にのるのさ?
そして第一声は判で押したように「何にお困りですか?」
営業の困りごとは自分で解決するしかありません。今はこれを読んでます。
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