
そんなに失敗する程の根性ないし
「失敗した方法を繰り返すのは、狂人の振舞いだ」これはエジソンの言葉らしいですが、当たり前のことなのになぜか営業会社では繰り返す事が多いです。
保険屋の最初の所属先AIU損保では、東京商工リサーチや帝国データバンクの名簿を持たされてテレアポをさせられます。そこそこ得意だったりしますのでアポは入ります、が契約には結びつかない。
先輩に聞いてみるとあそこアポ入るんだよね、とかあの人も前あそこ行ったけどダメだったみたい、なんだそれはというお話。よく考えれば全員同じ名簿、全員同じ台本、全員同じ肩書、全員同じ見積もり、そりゃ結果も同じでしょう。
皆が断られる方法を繰り返して、また今回もやっぱり断られる・・・という、バカなことを繰り返して何か意味あるの?とマネージャーとの面談で言ってみると、タイミングが変わればとかわけわからないお言葉。
その具体的なタイミングとはいつなのさ?と聞けば決算が近くなると状況が変わるので、とかもっともらしいことを言うわけです。AIUの入社時によこされる変な本を見せられて、ここに書いてありますと。
毎日通って名刺を置いていったらそのうち社長にあえて、電話が掛かってきたとかいうおとぎ話をやれとのこと。それで売れるなら毎日100枚名刺を置いてくればいいだけでしょうよ。
さすが1割も独立できない3流保険会社の教え。テレアポや飛び込みといった非効率な時代遅れのうまくいかない方法論を本社の教育部署が自慢気に教える素晴らしいシステムです。
さらには提案コンサル型のコンサルティングセールスをするのがこれからの保険屋だというわけです。そもそも東北みたいな田舎で年商4000万未満の法人しか無いような場所で、現場に出ているような社長相手に何のコンサルティングをするのか。
お得意の保険とはなんぞや、とか貴社の商売はこういう危険があってとかそんな誰もありがたがらない話を延々しろと。そしてどんなニーズが有るかを引き出せと。いつも言うことですが保険にニーズなんかあるわけないし。
消費説明やニーズだコンサルだなんて事をしなくても「社長、今保険いくらですか?30万円?では10万円にするから切り替えます?」と言えば話しは終わりです、10秒も掛からないでしょう。
という話をしようものなら地道な努力が大事だとか言われて、怠け者呼ばわりされたのですが、このやり方を業界第1位のT社にやられてみんなひっくり返されてる。その後は雨後の筍のようにどこの保険会社もまず値段出して、競争力なくなる結果に。
恐ろしいことに、社名が変わっても未だにこの方法を続けているようで、とんでもな金額な見積書がまだ出てくるご様子。後出しジャンケンで安い金額出せば終わりなのに、相変わらず進歩のない。
いいなと思ったら応援しよう!
