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売れる営業マンはスーツを自分で選ばない

好きな服のデザインとか生地の色とかありますが、スーツに関しては店員にすべておまかせします。必ずオーダーで買いますが、採寸以外も店員にあなたのセンスで選んで下さいと言います。

私は服のセンスがないし、好みで買えば地味なジジくさいものになってしまうでしょう。ですからプロにおまかせです、芸能人のスタイリストと同じです。「ドレスコードとかないので出来そうな人に見えるようなスーツにして」とひとつだけ条件を伝えます。

見た目が地味な人

某保険会社の元担当者から売れてる保険屋のセミナー動画を見てください、と連絡がありました。セミナーの司会はその元担当でした、まだ若い彼は着ているスーツも含めいかにも外資系保険会社のような出で立ちです。

司会の自己紹介も終わり、役員を呼び入れました。外資系なので役員も比較的若い人の多い会社です、年齢は私と同じくらいでしょう。ところが役員のスーツのサイズが合っていない。

大きめな感じのするスーツです。最近のスーツはビチビチにするのが流行りで、一昔前のような大きめやバブルの頃のようなたっぷりした余裕のあるサイズ感のものには少々違和感を感じます。

さらに色も緑っぽい茶色というか、ジジくさいとしかいいようのない色。さらにネクタイも地味な色合いです。外資系というよりお役所の窓口の人という感じです。この人じゃ売れないわと一気にテンションが下がります。

服の役割

なにを着ても似合う人というのがいます。容姿端麗、背が高くてモデル体型の人であれば、そこらへんの店で買える1,000円レベルのものでもなんとなくおしゃれに見えてしまう。こういう人であれば非常に楽なのでしょうが、私はその真逆の中年メタボおやじです。

私がまだ若かった頃に勤務先の50代のパートのおばちゃんが、大きな虎のプリントのシャツで通勤してきたので、「何だその派手なシャツ」と突っ込んだら「ババアになって顔が地味なんだから着るものは派手にしないと」と言い返されました。

その時はなにも思いませんでしたが、いま50代になってようやくその意味がわかります。見た目悪い、地味な人はファッションから逃げがちですが、逆にそういう人こそ服や身につけるものの力を利用しなければならないのです。

こういう営業マンは嫌だ

例えばドラマに出てくる半社系の役の人は、ダブっとしたダークな色のダブルのスーツに金のアクセサリーといかにもな感じ。こういう営業マンが現れたら、脅して売りつけられそうで怖いです、今すぐ逃げたくなります。

では逆に金八先生のようなグレーの上着にカーキー色のズボン、異常に短い赤ネクタイの長髪営業マンが現れたらどうでしょう、これも野暮ったい感じで買う気になりません。

私は保険屋ですが安売り紳士服の吊るしのスーツを着て、「この保険が一番貯まりますよ」なんて言ったら売れるでしょうか。高そうなオーダスーツと高そうな腕時計を見せて、「貯まりますよ」と言うからお客さんは買う気になるのです。

三越の高級品売り場に行くとわかりますが、店員が必ずいいものを身に着けています。店員の所有物なのか会社支給の貸与品かはわかりませんが、高級品を売る店員が安物を着ていては売れるわけがありません。

私の父は開業の歯科医でした、自宅では飲んだくれのオヤジですが診療室に行くときは白衣を着ます。私は歯科大出身ですが、学生でも実習教科は白衣で病院に入ります。白衣を着ているから患者は頭を下げ、先生と呼んでくれるのです。中身ではありません、白衣の権威におじぎしてくれているのです。

結論:服は店員さんに選んでもらいましょう。

✅まとめ

✅地味な人が地味な服を着たらダメ
✅高額商品を売るならお金持ってそうな格好で

貴重なお時間をいただき最後までお読み頂き、ありがとうございます🙂

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保険屋12年生。田舎の保険屋ドキュメント話
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