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保険不要論者が絶対に語らないこと

死亡保険なんか掛ける意味ってなんですか?と聞かれることがあります。

「投資やNISAの方が増えるでしょ」
「葬式代ぐらいとっくに貯金で用意していますよ」
「私が寝たきりになっても家内が生活できる蓄えはあるよ」
とよく言われます。

私もすでに葬式代くらいであれば預金があるのですが、葬式代分の死亡保険の契約もあります。「それはあなたが保険屋だからですよね?」とも言われますが全然違います。

逆に私は死亡保険に入るのが非常に難しいのです、皆さんご存知のように私は持病があるから入りづらいのだろうとお考えでしょうが全く違う理由です。

私は保険屋なので死亡保険に入るのが非常に面倒なのです、自分で自分の死亡保険を取扱うことはルール上出来ませんし、他の代理店から入ることもNGです。私が死亡保険に入ろうとすれば自分の取り扱い保険会社に確認を取って直接申し込むしかないのです。(別の方法もありますが、、)

悪いことばっかり考える輩が多いので保険屋の死亡保険の自己契約は、禁止にされてしまったのです。ということで私が死亡保険に申し込んでいる理由は保険屋だからではありません。

ではなぜかというと私に不足の事態があった時に銀行口座から引き落としができない可能性が高いからです。最近は預金名義人本人でなければ窓口ではおろせませんし、ATMも上限があるので高額な金額はおろせません。

特に70才以上であると上限金額はかなり低いところに自動で設定され、複数回試そうものなら機械が止まり「窓口にどうぞ」で永久におろせません。それでも亡くなってしまえばまだいいのです。1ヶ月2ヶ月は掛かるものの相続手続きさえすれば自分の者になるわけですから。

問題なのは亡くなっていない場合です、寝たきりになったとか認知症になった場合です。この場合ですと相続も発生していないし何も出来ないのです。最近は銀行もすごく厳しく、口座開設ひとつ取っても数年前と違ってなかなかに面倒です。

回避する方法として法定成年後見制度を使って弁護士なんかを付ける方法もありますが、手続完了に数ヶ月時間がかかりますしお金も結構掛かりますので使い勝手のいい制度ではありません。

つまり貯金と投資なんかで資産があったとしても本人以外手を出せないので非常に困るのです。ところが死亡保険であれば亡くなっていないケースであっても指定代理請求制度を使えば指定代理請求人がお金を引き出すことが可能です。

申込時に指定代理請求人をなんとなく配偶者や親兄弟で保険屋に言われるがままに書いたと思いますが、契約者本人が動けなくなっても指定代理請求人が解約や契約者貸付で現金化することが可能なのです。それも数日で。

ですから、銀行に500万ある場合などでは一時払いで300万は保険にしておけば増えないですがいざという時に家族が現金化しやすいのです。いざという時とは亡くなったときもありますが実は動けなくなったときが重要です。

高齢者こそ一時払いの保険に預けかえるほうがいいと思いますね、保険不要論者は絶対に言わないことですね。親の面倒見るだけの現金をいっぱい持っている金持ちだからなんでしょうけど。

貴重なお時間をいただき最後までお読み頂き、ありがとうございます🙂
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