報告書、あるいは書き残しのような何か

渡辺翔太さんのことは、今だって変わらず、ずっと大好きです。

厳密に言うと担降りではないし、仮にそうだとしても担降りブログを書くのはナンセンスなので特に多くを語るつもりはありませんが、今後応援の仕方がこんな感じになりますという報告書です。

結論から言うと、渡辺翔太さんのファンではいますしファンクラブから退会もしませんが、全肯定できなければファンではない、というような考えとは一線を引きたいと思っています。

楽しめるものは楽しみますし、苦手なものは「Snow Manだから」と無理に視聴も購買もしません。静かに何もせず避けていようと思います。

約束事として、アンリーになったりアンチになったりするつもりは毛頭ありません。それをやり出したら人としておしまいだと思っているので。

以下にそう考えるに至った理由を簡潔にだけ書き残そうと思いますが、あまり突き詰めると文句になってしまうので、淡々と簡潔にを心がけます。


外的要因

ファンの学級委員会に疲れた

まず一言、これに尽きます。
私がSnow Manを好きになったときはまだ6人で、数千人も収容できないような距離の近い劇場で楽しいエンタメを提供してくれていました。

3人が加入して、デビューして。あのころ新参と呼ばれビクビクしていた私のFC会員番号は000055××番、気づけば私の後ろに160万人以上の人がいました。

どこも仕方ないことですが、ファンの絶対数が増えると様々な人が来ます。新規か古参かというのを論じるのは野暮ですが、爆発的に増えるファン層というのは多種多様な価値観を有した人間の集団となることは容易に想像できると思います。

ありとあらゆるものがいちいち炎上して、非常識な行動をする人も一定数おり、きっとメンバーも手を焼いているのだろうなと感じる所が随所にありました。

特にSNSなどの可視化できるものは顕著ですし、イーロンマスク氏がTwitterを買収した後の仕様変更によりエコーチェンバー現象が殊更起きやすくなっているように思います。
おすすめタブの出現により、見たくもない口調の激しい攻撃性の強いポストを目にして不快になることも、ここ最近は飛躍的に多くなりました。

前回のnoteに素のまんまでメール読まれた話を書きましたが、私のような一介の視聴者が送ったメールの内容を論って「こんなこと渡辺担なら全員気づいてるのに何を今更」と腐したり、「こんなこと本人に聞くなんてセクハラだ!」と言っている人がいたのも知っている。

メールが読まれた嬉しさでいっぱいだったのに、これらを目にした瞬間に「もうここのファンやるの嫌だな」と思った。

一応保身のために断っておくと、差し支えなければ答えて欲しいと文面上できっちり断っているのでセクハラというのは大きく見当違いだと思う。
事実、文化放送側がメールを精査して問題ないから放送に乗っているはずなで、収録までに問題ないと判断されて回され、読まれ、編集時にも問題なしと判断された上で放送されていないとおかしいので。

私は、他者と論争をしたりしたくてアイドルの応援をしているわけではありません。日々摩耗した心が少しでも軽くなったらと、心のオアシス…という言葉は少し古めかしいですが、癒しを求めて見ています。

そこで毎日あーだこーだと不毛な争いが起きて、蔑んで、壊して、何をしているんでしょうか。そんなものが見たくてここにいるわけではないです。

方向性が合わない

海外って、そんなに魅力的なのでしょうか?
日本にいるファンの見ている番組や仕事と天秤にかけた時、海外に行く方に天秤が傾いてしまっていることに首肯できないままです。

Snow Manのコンサートは本当に当たらないものです。
全滅で当たり前、80%以上が落選しているなんて話も聞きます。

大多数の人が応援しているのに何年も全く会えないこの状況で、コンサートを増やすなり、キャパシティを大きくするなり、あるいはライブビューイングを開催するというような方向には向いてくれないのですから、それで海外海外、パリミラノ、と言われても、未だに納得ができないままです。

価値観が合わない

もう何が、とも言いませんが。

バラエティを見るリテラシーが育つか否か?
私にバラエティを見るリテラシーがあるのかどうかはよくわからない。ただ幼少からお笑いを愛する者として、かなりバラエティのカラクリというものは理解して、ある種冷めた目で見ているとは思っている。

イジられて欲しくないという意見が見当違いなのはよく分かるし反対する気持ちも毛頭ないのだが、5年も続けているのに、というよりゴールデンになって久しいのに定期的に炎上していて、特に改善された節が見えないのは如何なものかという疑問を持ち続けている。

ゲストに迷惑をかけるのだけはやめてくれというのには100%同意する。

それからバラエティは浅瀬で見るもの、というのは分かるのだが、真剣に見て「面白くない」と思っているのは正直なところ。

みなさん(ファン)だけに作ってない、それじゃ生き残っていけないというのはよく分かる。だが大前提としてファンが楽しめず離れていくような番組なのであれば、じゃあ誰が見るというのか。

シンプルに、一般向けでもファン向けでもこの際どちらでもいいから、もう少し面白い番組作りをしてほしい。今のそれスノが大衆的だとは思わないし、面白い番組だとも正直思わない。

断っておきたいが、「面白くない」というのが私の伝えたい主題であって、阿部さんに対するニコルさんの発言の是非などは似て非なる別の論点である。

ただ、今回のラウールさんの「バラエティ見るリテラシーって、いつ育ちそう?」という言葉が、「でも翔太くんは何もぶれたことしていないし、言っていることも一貫しているし、好きだし…」とウジウジしていた私がSnow Manから一度距離を置こうと踏ん切りをつける最後のトリガーになった。

糸が切れる時は、本当に呆気ないくらい一瞬。

煽るニュアンスを含む言葉は、それスノを肯定的に取れていない私にはキツかった。
だからと言って、ラウールさんに発言の是非を問うたりするのはお門違いでしょう。

「わかりました。私はあなた方の提供してくれるものについていけません。なので私が離れます。」というような考え方です。ごく当たり前のことです。

内的要因

3年、5年、7年の呪い

このどれかで応援してきた人から離れることが多い。というか、ほぼ全て。
裏を返すと、7年を乗り越えてしまえば永遠に応援し続けている。

とはいえ離れた理由はどれも活動休止、脱退が主なのだが。

ただ傾向として、長いこと応援してきて熱量が減りやすい、あるいは少々冷めやすい、ガソリン切れを起こしやすいタイミングなのだと思う。今年はちょうど7年目なので、さもありなん、というような気持ちが正直あったりはする。自分のせいである。

他に好きな人ができてしまった?

これはどちらかというと無関係寄りの関係している、なのですが。

ポルノグラフィティのせいにはしたくないし、実際本当にポルノのせいではないのですが、気持ちが沈みかけているところに良質なエンターテイメントを体験してしまって、どうしても興味が傾いてしまっているのだけは事実。

まるっきし文化もしきたりもファンの雰囲気も違う。
なんなら大きな爆発期をとうの昔に乗り越え、きっと一瞬の流行の引き潮と一緒にどこかへ行ってしまった人も多かっただろうと思う。
それでも愛し続け、残り続けている成熟したベテランファンの集団というのはどこに行っても基本的に穏やかであることが多いので、(それでもラバップの穏やかさは2人の人柄を反映しているのか異常に優しいなとは思うけど)ある程度居心地が良いのは当然のことなのだ。

こういうところは過渡期の「いろいろ」を演者とファンが既に一緒に乗り越えて、既に一定以上の信頼であったり相思相愛の関係を構築出来たその先にいる。だから25年も続いているというもので。
私のようなものはいわば、先人達が築いてくれた愛情にタダ乗りしているようなものなので、居心地が良くて当然なのだ。本当に別物である。

だから「ポルノグラフィティが好きになったから嫌いになったんでしょ?」というのは全くもって違う。それは双方にとんでもなく失礼なので、改めて断っておく。

ポルノのことは前回のライブ初参加記録にも書いたように、ライブにこそ行っていなかったものの中学2年生の時から継続して、好んで積極的に聞き続けている。好きは好きだったので、新しく沼落ちしたというより、応援の仕方がヘビーに変わっただけの話。

経験則としてこういう場合、3年・5年・7年の呪いには当てはまらない(既に好きになってから7年以上経過している)ので、多分ずっと好きなんだろうなとは思ってるけど。

"普通"に落ち着いた

渡辺さんに対して、最初はいわゆる「リアコ」と呼ばれる推し方をしていた。ちゃんと恋愛対象として見て、隣に立つことができたらどんなに幸せだろうかと舵取りのだいぶ下手くそな妄想をしていたと思う。

何だかこの数年で私自身がちゃんと大人になってしまったし、舵取りが下手くそというより、そもそもとんでもなく不毛だという大前提に気づいて不毛な夢を見ることをやめた。
翔太くんも、そういう推し方を咎めもしないが、自分の人生は自分で責任を取れとはっきり言ってくれる誠実で信頼できるアイドルだ。

そういう意味では現実を直視しながら応援している私は、つくづく渡辺担向きだなあと苦笑いしたくなる。

上司の訳分からん指示や退勤時間ギリギリの「今日中によろしく!」にキレ散らかしつつ、放送大学の単位をゆるゆると取りながらJava Silverのテキストと格闘している私のことを、きっと翔太くんは"偉い奴だ"と褒めてくれるだろう。

そういう都合のいい方向に舵取りをして、うまいこと頑張れるようになった。


今後

①ファンクラブは退会しません。
せっかく冗談みたいに早い会員番号なので大切にしたい気持ちもありますし、6人時代のあなたたちのこともずっと見てきたんだよ、ずっとずっと大好きだよ、というしめやかな気持ちが現れたいい番号だと思って気に入っています。
この会員番号が、きっと最後の鎖なんだろうとも思っていますし。

②舞台やライブにも、当たれば行きます。
渡辺さんはじめ、Snow Manの生のパフォーマンスが見たいし、煌びやかで豪華なセットを体感したいし、コンサートのワクワク感も味わいたい。何より生で歌声を浴びたい。
コンサートにおいての"会う"というのは少々違和感のある言葉かもしれないけど、でもやっぱりコンサート会場で、同じ場所で会いたい。

③テレビ、ラジオ、YouTubeはあまり見ないと思います。
勧められたり、面白かったと評判だったら見ようかな。
ラジオってそういえば1ダフルが始まったら完全裏被りだけどどうするんでしょうかね?ラジオ自体は元から好きだから、気が向いた時は聞きます。

④購買はします、が。
CDやDVDは今まで通り買うと思いますが、必要最低限のみ購入します。
今までも割と必要最低限だったのですが、特典目当てで多く買わなくてももういいかな。
またCMの商品とかは、渡辺さんが現在CMしている商品は元から愛用していたり気に入っているものが多いので継続購入すると思います。
それ以外は必要に応じて購入します。Snow Manが出てるから!で無条件で購入することはきっとなくなります。

また熱量が戻ってきて、以前のように熱心なファンに戻ることもあるかもしれません。
今、私が馴染めていないファンの雰囲気や、時勢が変わることもあるかもしれないし、人間の心は勝手で気まぐれな上に私はとんでもなく自己中なので、その時は笑って許して欲しい。


最後に

こうやって背中を向ける人間を後ろから撃つのは、内部にいる人間にとっては大変に楽しい娯楽だと思うのですが、

どうか咎めないで。
せめてしんと眠りに就かせて。

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